カンノーリはイタリア・シチリア地方の伝統菓子で、映画「ゴットファーザー」の有名なセリフにも出てくることで知られています。 揚げたサクサクの生地にリコッタチーズのクリームを詰めます。 一から作る生地はお酒の風味が素晴らしく、ギルティ(罪悪感あり)ですがついつい手が伸びる美味しさです。 工程を細かく記載したので長くなっていますが決して難しくはないので、ぜひお試しいただきたいです。 リコッタチーズは水切りヨーグルトで代用したり、リコッタチーズそのものを牛乳とレモン汁から作ることも可能です。
・クリームを詰めるのは食べる直前にし、すぐに食べない場合は、生地とクリームを別々に保存してください。 ・工程2では5分ほど時間をかけて生地をよくねり、なめらかにします。 ・最終的にかなり薄い生地を作りますが、生地がくっつくと伸ばしにくくなりますので、生地を動かす度に打ち粉をふってください。 ・揚げた時にブツブツとした気泡が出来たら、サクッとクリスピーに出来た成功の証です。 ・お酒が大丈夫な方は、リコッタクリームにブランデーやキルシュを大さじ1程度加えるとより風味が増します。 なお生地に加えている酒は、加熱するので問題ありません。 本場では生地にマルサラ酒、クリームにマラスキーノというお酒を加えるそうです。 ・本格的なカンノーリは少し重たすぎるように感じられる場合もあるので、リコッタチーズを水切りヨーグルトに替えたり、砂糖を控えめするなどしてアレンジすると良いです。 ・コルネ型の代わりに、オーブンペーパーを芯にしアルミホイルで巻いた、直径2cm、長さ10cm程度の棒を作ってご使用ください。
リコッタチーズはキッチンペーパーで包んでザルとボウルを重ね、冷蔵庫で一晩置いて水分をきる。
薄力粉はふるい、グラニュー糖、シナモンパウダーを加えて混ぜる。 A 卵黄1個分、白ワイン大さじ1、ウイスキー小さじ2、オリーブオイル小さじ1/2を加えて、指先で粉と卵液がなじむよう混ぜる。。
作業台に打ち粉用小麦粉をふって1の生地を移す。 さらに生地がなめらかになり、打ち粉がなくても台にひっつかなくなるぐらいまで、よくこねる。
ラップでぴっちりと包み、冷蔵庫で1時間ねかせる。
再び作業台に打ち粉をし、3の生地をめん棒で厚さ1mm程度、B5の紙ぐらいの大きさの長方形に薄く伸ばす。 8cm×8cmに切り分ける。
都度打ち粉をふりながら4で切り分けた生地を一枚ずつ、10cm角程度にさらに薄く伸ばす。
5の生地をコルネ型に巻き付け、巻き終わりに卵白を糊代わりに塗って生地をとめる。
揚げ油を180℃に熱し、6をこんがりと焼き色がつくまで揚げる。 油から引き上げる際、筒の中の油が手にかからないように気をつける。
粗熱が取れたら生地から型を外し、筒の内側にも火が通るよう、再びサッと揚げる。
中に詰めるクリームを作る。 水気をきったリコッタチーズに粉砂糖、レモン汁、レモンの皮すりおろし、バニラエッセンスを加えてよく混ぜ合わせる。
絞り出し袋の先端を切り落として口金を内側から出し、9のクリームを袋につめて、8の両端から詰める。 クリームを詰めたら、クリームの両端にピスタチオ、チョコレートを刻んでのせる。
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Yukiyo
子供が3人とも大学まで体育会に所属、私自身もフルマラソンサブ5の経験をもつスポーツ一家です。 怪我をしないために野菜たっぷり、たんぱく質しっかり、クエン酸も必ず摂るといった、栄養バランス重視のメニュー作りを考えてきました。 今では栄養面や身体作りのためだけでなく、おもてなしに出せるレベルにまで、華やかで心躍るような食卓を心掛けています。 そのために日々の献立だけでなく、まだ見たこともない国内外の食材や調味料を探求し、世界の美味しい料理をおうちでも簡単にできるレシピを考案しています。 どなたにも上手にお作りいただけるよう、丁寧でわかりやすいレシピを目指して書いています。 レシピを通して、料理を作る楽しさ、そして美味しさを共有させていただければ、光栄です。 大阪市在住