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    • 公開日2018/02/26
    • 更新日2018/02/26
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    春野菜と一緒に “アンビリーバブルサン”なおうちフレンチを楽しもう

    春のお野菜を見ると、いつもよりちょっとワクワクします。年度の始めだからなのか、新しい気分になるからかも知れませんね。そんなワクワクをくれる、形も色味も可愛い春色なお野菜たち。春の香りも楽しめる1皿に仕上げたい時は、フレンチ仕立てに。気軽だけど贅沢に、お家だからこそできる、お家フレンチのススメです。

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    春野菜と一緒に “アンビリーバブルサン”なおうちフレンチを楽しもう

     

    春の野菜達

    菜の花、筍、春キャベツ、新じゃが、新玉ねぎ、アスパラ。寒い冬にグッと根を張り、暖かくなる頃を待っていた春のお野菜には、元気がたっぷり詰まっている。冬から春にかけて、私たちの新しい年度に向けての活力をつくってくれるパワーフードなのかも知れない。

     

    春野菜の特徴

    春の野菜は、独特の苦みと香りが特徴だ。この特徴は、寒い時期の地中から春に芽をだすための栄養、害虫などから身を守るための成分が含まれているからだといわれている。解毒作用や抗酸化作用のある栄養が豊富なのだ。

    「春の皿には苦みを盛れ」という言葉があるように、春野菜の苦みと香りは寒い冬の間にかたまっていた体と心を目覚めさせ、活発に動くための準備を整える仕事をしてくれる。スタートダッシュにふさわしい食材たちなのである。

     

    驚きが満載なフレンチ

    今までいただいたフランス料理には、共通点がある。それは「見たことも、聞いたことも、食べたこともない食材」との出会いに驚き、美味しさに感動したことだ。

    友人の結婚式の会場がフランス料理店だったのだが、帰りにそこの割引招待チケットをいただいた。滅多に行けないお店だったので、もちろんチケットを握りしめて足を運んだ。格式高いお店で、かなり緊張したことを覚えている。
    そんな気持ちが吹っ飛んだのは、メニューの中の見たことも聞いたこともない食材の名前を目にした時。一気に興味が湧いて、メニューにもお料理にも釘付けになってしまった。

     

    フランス料理店のアレコレ

    フランス料理店の中には、高級感を意識することなく、バルのように気の知れた仲間と気軽に楽しめるスタイルのお店もある。しかし、カジュアルな雰囲気の中でも、見たことも聞いたこともない食材が登場したりする。そんな時は、その気軽さを活かしてシェフに食材のお話を伺うのも楽しい。フランス料理は、ブルサンに出会った感覚と同じように、驚きと発見に満ちていると思う。

     

    おうちでフレンチを楽しむポイント

    気軽におうちフレンチを楽しむためには、どんなことが必要? 気軽にフレンチを楽しんでもらえるように、と店名に「食堂」がついたフランス料理店「食堂 Chez Moi シェ モア」のシェフ井出和行氏にお話を伺った。
    「chez moi シェモワ」とは、フランス語で「私の家で」という意味なのだそうだ。まさに、おうちフレンチ!

    こちらで提供されるプレートランチには、色鮮やかな花畑のような野菜に前菜、スープ、メインが並び、カラフルなソースがアクセントになっている。さあ、どこから食べようか? 見て美しく、食べて美味しい、感動を呼ぶ料理たち。

    デザートも、ひと目で心を奪われるような美しいスイーツが並び、食べたことのない味わいに感動を覚える。ブルサンのように、“アンビリーバブル”が満載なのである。

    井出シェフに伺った、お家でフレンチを楽しむポイントは4つの要素。
    素材の組み合わせ、フレンチの調理法、ソース、そして季節を感じる素材を活かすこと。
    土地のもの、旬のものを使い、食感、見た目も含めて、季節を楽しめる一皿にすると良いそうだ。

    また、フランス人も「季節を楽しむ」という点で日本人に似た感覚があるのだという。フランス料理が日本で広く愛されているのは、そういう繊細な四季の情緒が感じられるからなのかも知れない。

    ※取材協力:食堂 シェモア  http://www.shokudochezmoi.com

     

    贅沢感たっぷりだけど気軽に楽しめるお家フレンチ

    フランス料理には、驚きも新しい発見もたくさん。そんなアンビリーバブルな料理にはブルサンがぴったり! しかもブルサンはフランス産まれ、郷土の料理に合わないはずがない。

    「季節を感じる素材を活かす」というポイントでは、旬のアスパラを用意した。アスパラは、太さの違いでも表情が変わる。お皿に盛り付けるイメージで、今回は細いタイプをチョイスした。

    「素材の組み合わせ」のポイントでは、いつもは豚肉を使うところをちょっと贅沢にしたいと考え、アスパラに牛肉を巻いた。

    「フレンチの調理法」のポイントでは、「ソテー」を取り入れた。ソテーとは、野菜やお肉、魚などをバターなどで焼いたり、炒めたりすることである。

    そして、最後のポイントが「ソース」。「ヴィネグレットソース」をチョイス。フランス料理における王道、最も基本なドレッシングであり、私たちが知っているところのいわゆるフレンチドレッシングだ。

    レモンや酢、オリーブオイル、塩胡椒を混ぜて、乳化させるソース。かつて家庭科の調理実習で、鮭のムニエルとサラダの献立を習った人も多いのではないだろうか。あの献立に出てきたドレッシングである。

    そして、欠かせないのがフランス生まれのブルサン。“旬のもの”がアスパラなら、“土地のもの”はブルサン、今回のレシピにおける重要なアイテムだ。
    さあ、役者は揃った。

    お料理に、フレンチっぽい名前をつけてみても良い。レストランのフランス料理には想像力をかきたてるメニュー名がついている。それだけで、おうちフレンチを楽しんでいる気分が増す。

    「春の香りを包み込んだ、牛肉のアスパラロールソテー ブルサンとヴィネグレットソース」なんてどうだろう。

    盛り付けは主役を立てるため、いつもより少し控えめに。白く美しいブルサンは味わいだけでなく、皿の上の演出にもなる。アスパラの美しい造形を、魅力的に引き立ててくれるのだ。

    ナイフを入れて口に運ぶと、ブルサンのとろける美味しさに包まれた牛肉の旨味、春の香りと青みのあるアスパラの風味がソースの酸味と合わさる。滑らかな口どけのブルサンの食感、そしてシャキシャキとしたアスパラの歯ごたえもまた、春の美味しさに深みを与えてくれる。

    これからの季節、香り高い春の野菜たちの登場が待っている。旬を堪能できるおうちフレンチを楽しんでみるのはいかがだろうか?

    くわしいレシピはこちら
    ●『牛肉のアスパラロールソテー ブルサンとヴィネグレットソース』

    みなさんもブルサンを使ったお料理を作ったら、「#アンビリーバブルサン」のハッシュタグをつけてSNSに投稿してくださいね!
    https://www.bel-japon.com/boursin/unbelievable/

     

    今回お話を伺ったNadia Artist
     
    料理家/料理Youtuber SHIMA

    編集協力:ベル ジャポン株式会社

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