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    • 公開日2018/03/06
    • 更新日2018/03/06

    煮ても炒めても生でも美味しい!甘い春キャベツを味わい尽くすレシピ

    野菜高騰も少しずつ落ち着いてきて、春野菜もスーパーで見かけるようになりました。数ある春野菜の中でも甘くてみずみずしい春キャベツは、是非今の時期に味わっていただきたいものです。今回は、色々な調理法で春キャベツを堪能できるレシピをご紹介します!

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    煮ても炒めても生でも美味しい!甘い春キャベツを味わい尽くすレシピ

     

    キャベツの特徴と栄養

    一年中スーパーの店頭に並んでいるキャベツですが、出回る時期によって特徴と呼び方が異なります。

    通年よく見かける、葉が詰まっていてずっしりと重みがあるのが「冬キャベツ」。早春から出回り、葉の巻きが緩くて内部まで黄緑色で丸い形のものが「春キャベツ」です。

    葉に厚みがあって硬い冬キャベツは、ロールキャベツのような煮込み料理に向いています。一方、葉が柔らかくてみずみずしい春キャベツは、サラダなどの生食に向いています。

    冬キャベツと春キャベツには栄養価に大きな違いはなく、どちらにもキャベツ特有のビタミンU(別名:キャベジン)が多く含まれています。このビタミンUは、胃炎や潰瘍の回復に効果があると言われています。ただし、熱に弱いため効率よく摂取するには、柔らかい春キャベツを生で食べるのがおすすめです。

    また、ビタミンCやカルシウム、葉の緑が濃い部分にはカロテンも豊富に含まれていて、栄養価の高い野菜といえます。

     

    キャベツの保存方法

    カットしたものではなく、丸ごと1個で購入した場合は、新聞紙やラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

    カットしたものの場合は、乾燥を防ぐために全体をラップできっちりと包んで冷蔵庫で保存します。カットした断面が黒ずんでいたり、盛り上がったりしているものは鮮度が落ちている証拠です。また、芯の高さが全体の3分の2以下のものが良品と言われていますので、購入する際はチェックしてみてくださいね。

    用途は限られてきますが、キャベツの葉を1枚ずつ熱湯で茹で、急速冷凍して保存することもできます。使用する際は自然解凍して、おひたしや和えもの、汁ものに入れることができます。

     

    春キャベツ調理法別レシピ1:生のままで

    キャベツ特有の栄養素、ビタミンUを効果的に摂取したい場合は生で食べるのがおすすめです。春キャベツの柔らかさと甘みを楽しんでくださいね。

     

    やみつき!キャベツと2種のソース

    葉が柔らかくてみずみずしい春キャベツは、ちぎって味噌やマヨネーズを付けるだけでも十分美味しく頂けますが、少しお洒落に2種のソースを用意しました。

    ニンニクとアンチョビのみじん切りをオリーブオイルと合わせたソースと、味噌・豆乳・オリーブオイルを合わせたディップです。どちらもニンニクやアンチョビの風味が一層食欲をそそり、キャベツがモリモリ食べられちゃいますよ。

    【材料(2人分)】
    キャベツ(あれば春キャベツ)…1/4個
    Aオリーブオイル…大さじ2と1/2
    Aニンニクのみじん切り…1片分
    アンチョビのみじん切り…2枚分
    Bオリーブオイル…大さじ2
    B豆乳(または牛乳)…大さじ2
    B味噌…大さじ1
    Bニンニクのすりおろし…少々
    ミニトマト…適宜

    ●詳しいレシピはこちら
    『やみつき!キャベツと2種のソース』

     

    キャベツとシラスの柚子胡椒ナムル

    軽く塩もみしたキャベツを、シラスと柚子胡椒で和えたナムルです。シラスの塩気と柚子胡椒の爽やかな辛味が春キャベツの甘みを引き立てます。箸休めにぴったりの副菜です。

    【材料(2人分】
    キャベツ…1/8個
    塩…小さじ1/4
    シラス…大さじ2
    Aごま油…大さじ1
    A柚子胡椒…小さじ1/2~1
    A醤油…小さじ1
    A白ごま…少々

    ●詳しいレシピはこちら
    『キャベツとシラスの柚子胡椒ナムル』

     

    鶏ささみ入りコールスロー

    キャベツと言えば定番のコールスローも美味しいですよね。ここではレンジ加熱した鶏ささみを加えてボリュームをUP! そのままでも美味しいですし、パンに挟んで食べても美味しいですよ。作り置きおかずとしても重宝します。

    【材料(2人分)】
    鶏ささ身…1本
    キャベツ…1/4個
    ニンジン…1/4本
    コーン(缶詰)…大さじ3
    A塩コショウ…少々
    A白ワイン…大さじ1
    塩…小さじ1弱
    Bオリーブオイル…大さじ1と1/2
    Bマヨネーズ…大さじ1
    B酢…小さじ1
    B粒マスタード…小さじ1/2~1
    塩コショウ…適宜

    ●詳しいレシピはこちら
    『鶏ささみ入りコールスロー』

     

    春キャベツ調理法別レシピ2:蒸す

    春キャベツは生食に向いていますが、少し加熱すると甘みが増し、カサが減るので量もたくさん食べられます!

     

    味噌漬け豚ロースとキャベツの重ね蒸し

    味噌だれに漬けた豚ロース肉をキャベツの上にのせて蒸し焼きにしました。豚肉の旨味が染み込んだキャベツの美味しさは格別! 濃いめの味噌だれでご飯が進みます。お肉も野菜もバランスよく食べられるおかずです。

    【材料(2人分)】
    豚ロース薄切り…200g
    キャベツ…1/8個
    A味噌…50g
    A酒…大さじ1
    Aごま油…大さじ1
    水…大さじ2
    酒…大さじ1
    七味唐辛子…適宜

    ●詳しいレシピはこちら
    『味噌漬け豚ロースとキャベツの重ね蒸し』

     

    春キャベツ調理法別レシピ3:炒める

    炒める場合は、キャベツのシャキシャキ感を残すように、強火で手早く調理するのがおすすめです。

     

    キャベツたっぷり回鍋肉(ホイコーロー)

    中華料理の定番回鍋肉(ホイコーロー)も、キャベツがたくさん食べられるおかずです。子どもでも食べやすいように甘めの味付けにしてありますので、家族みんなで食べられると思います。

    【材料(4人分)】
    キャベツ…1/4個
    豚ばら肉…150g
    ピーマン…2個
    長ネギ…1/2本
    ニンニク…1/2片
    甜麺醤…大さじ1
    豆板醤…小さじ1
    酒…大さじ1
    醤油…大さじ1/2
    オイスターソース…大さじ1/2
    塩コショウ…少々
    サラダ油…適量

    ●詳しいレシピはこちら
    『キャベツたっぷり回鍋肉(ホイコーロー)』

     

    厚揚げとキャベツのキムチ炒め

    ピリ辛のキムチがキャベツの甘みを引き立てて、おつまみにもなりますし、ご飯にも合う一品です。厚揚げを入れてボリュームアップ。家族も大満足してくれますよ!

    【材料(2人分)】
    厚揚げ…1枚(約150g)
    キャベツ…1/8個
    玉ねぎ…1/4個
    キムチ…100g
    醤油…大さじ1
    ごま油…少々
    塩コショウ…少々
    白ごま…少々

    ●詳しいレシピはこちら
    『厚揚げとキャベツのキムチ炒め』

     

    春キャベツ調理法別レシピ4:煮る

    煮る場合は、溶け出した栄養素も丸ごと摂取できるように、スープなどにするのがおすすめです。

     

    キャベツとあさりのスープパスタ

    春キャベツと同様、春先が旬のあさりを組みわせたスープパスタです。あさりと一緒にキャベツをさっと煮ることで甘みが増します。キャベツの栄養やあさりの旨味が溶け込んだスープごとパスタに絡めて食べると、無駄なく美味しく食べられます。

    【材料(2人分)】
    スパゲッティ…150~180g
    キャベツ…1/8個
    アサリ(砂抜き済のもの)…15個程度
    ニンニク…1片
    赤唐辛子…1/2本
    オリーブオイル…大さじ2
    白ワイン…大さじ2
    スパゲッティの茹で汁…200ml程度
    塩コショウ…少々

    ●詳しいレシピはこちら
    『キャベツとあさりのスープパスタ』



    いかがでしたか? 通年手に入るキャベツですが、甘くてみずみずしい春キャベツが味わえるのは今の時期だけです。是非この機会にいろいろな調理法を試して、春キャベツを存分に堪能してみてくださいね。



    ●こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
    旬の春キャベツを丸ごと味わう!たっぷりキャベツを使うレシピまとめ
    「春野菜って、けっきょく何?」に管理栄養士がお答えします!

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    このコラムを書いたArtist

    楠みどり
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    楠みどり

    • フードコーディネーター
    • 野菜ソムリエプロ
    • 幼児食インストラクター

    野菜ソムリエプロ、フードコーディネーター、幼児食インストラクター。レシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングなどの仕事をしています。子どもに伝えていきたい、ほっと和む家庭料理や子どもと一緒に楽しめるおやつを提案しています。今後は親子料理教室や食育活動にも力を注いで行きたいと思っています。 2008年 野菜ソムリエ(中級)取得 2009年 祐成陽子クッキングアートセミナー卒業 2017年 幼児食インストラクター取得

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