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    • 公開日2016/11/24
    • 更新日2016/11/24

    一束あれば3品作れる!旬の春菊で作る極上レシピ

    色鮮やかで香り豊かな春菊。鍋料理に使うイメージが定着していませんか? 春菊は栄養価も高く、いろんな食材と相性が良いので、鍋料理に使うだけではもったいない! 今回は春菊の美味しいアレンジレシピをご紹介します。

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    一束あれば3品作れる!旬の春菊で作る極上レシピ

     

    春菊の栄養と選び方のポイント

    ヨーロッパが原産の春菊は、室町時代に日本に渡来したと言われ、江戸時代から栽培が始まった歴史ある野菜です。

    春に花を咲かせるため、春菊という名が付いたと言われています。名前に「春」が付いていますが、旬は11月~3月でこれからが一番美味しく食べられる時期です。

     

    女性にうれしい効果いっぱいの春菊

    春菊は栄養価の高い緑黄色野菜で、カロテンの含有量はなんとほうれん草以上なんですよ。

    カロテンは抵抗力をつけて風邪などの感染症を予防する効果があります。カルシウムや鉄などのミネラルも豊富に含まれており、貧血や骨粗鬆症予防効果もあるので、特に女性には嬉しい野菜と言えます。

    また春菊の深いグリーンはクロロフィルという色素成分で、コレステロールを体外に排泄する効果もあります。

    さらに春菊特有の香りは自律神経に作用し、消化を助ける働きもあります。そのためリラックス効果やデトックス効果も期待できます。

     

    茎が細くて香りが強いものが新鮮!

    購入する際は、葉先まで濃い緑色で、茎が細くてみずみずしいものを選びましょう。香りが強いほうが新鮮なので、この点も併せてチェックしましょう。

    切り口が新しく、太すぎす柔らかいものが美味しいとされています。

     

    冷蔵庫なら2日、冷凍保存もできる

    春菊は乾燥にとても弱い野菜です。葉先を乾燥させないように湿らせた新聞紙で包んで、ビニール袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保存します。

    この際、なるべく立たせた状態で保存し、2日をめどに使い切りましょう。

    また、固めにゆでて冷凍保存することもできます。

    ゆでる際はたっぷりの湯を沸かし、塩を加え、茎の部分から沈めていきます。ゆですぎると風味も栄養価も損なわれるので、強火で手早く1~1分半ほどでゆでることがポイントです。

    このように食べやす大きさに切って保存袋に入れて冷凍します。こうしておくと、お味噌汁などにはそのまま入れることもできますし、自然解凍して和え物などを作る際にとても便利です。

     

    生で・ゆでて・炒めて。調理法別おすすめレシピ

    春菊に豊富に含まれるカロテンは、油やたんぱく質と一緒に食べると体内への吸収率が高まると言われています。

    調理する際はごま油やオリーブオイルを使ったり、たんぱく質を豊富に含む豆類や肉類と合わせたりすると良いでしょう。

     

    ●生のままで

    葉先の柔らかいものは、葉先を摘んで生で食べることもできます。最近では、クセが無くて食べやすい、サラダなど生食に適した品種も流通しているようです。春菊特有の香りを楽しむには、生で食べるのがおすすめです。

     

    【春菊とゆで豚の香味サラダ】

    生の春菊と大根、ゆでた豚肉を合わせ、ごま油ベースの香味ダレをかけていただきます。

    しょうがとニンニクのタレが食欲をそそり、さらに春菊の香りが口いっぱいに広がる風味豊かな一皿です。

    レシピはこちらです

     

    ●ゆでて和え物に

    春菊が一束あれば、小鉢になる副菜が簡単に2~3品作れます。

    ここでご紹介するのは、どれも5~10分以内で作れるので、あともう一品欲しいという時や、箸休めなどに最適です。

    たんぱく質を含む大豆製品などと合わせれば栄養効果もアップしますよ。

     

    【春菊のごま和え】

    オーソドックスな一品ですが、春菊の風味とごまのコクが相まって、思わず箸が進んでしまう一品。お弁当にも◎。

    レシピはこちらです

     

    【春菊と長芋のからし酢味噌和え】

    春菊と長芋、今の季節が旬のもの同士を組み合わせて、からし酢味噌で和えた大人向けの一品です。

    レシピはこちらです

     

    【春菊とリンゴの白和え】

    春菊とリンゴで彩りよく、クルミを加えて食感も楽しめる白和えです。春菊特有のほろ苦さが苦手という方でも、リンゴの甘みと酸味が加わることで食べやすくなると思います。

     

    ●炒め物に

    油で炒めると春菊に含まれるカロテンの体内への吸収率が高まります。

    春菊は牛肉やベーコンなどの肉類、エビやイカなどの魚介類ともよく合うので炒め物にするのにも適しています。

    ナンプラーなどエスニックな調味料とも合うので、いつもの味付けに飽きたらお試しください。

     

    【春菊とエビのチャーハン】

    春菊とエビ、卵で彩り豊かなチャーハンに仕上げました。春菊が苦手な子供でもチャーハンにすれば食べやすいと思います。ベーコンやイカなどお好みの具材でアレンジしても◎。

    レシピはこちらです

     

    ●ピューレ状にしてソースに

    生の春菊をニンニクや松の実、オリーブオイルなどと合わせてミキサーにかけてピューレ状にします。パスタに絡めたり、白身魚のソースにしたりと色々使えます。クリームチーズと混ぜ合わせてディップにしても美味しいですよ。

    保存容器に入れて、冷蔵庫で一週間ほど保存できます。

     

    【春菊のジェノベーゼパスタ】

    春菊のピューレにゆでたてのパスタを絡めました。鮮やかなグリーンと春菊の香りが食欲をそそります。

    レシピはこちらです

    いかがでしたか? 鍋料理に使うイメージの強い春菊ですが、実はいろんな食材と相性が良く、和風から洋風までアレンジ自在の野菜なんですよ。

    栄養価が高く、風邪予防にも効果的な野菜なので、この冬を元気に乗り切るためにも、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    楠みどり
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    楠みどり

    • フードコーディネーター
    • 野菜ソムリエプロ
    • 幼児食インストラクター

    野菜ソムリエプロ、フードコーディネーター、幼児食インストラクター。レシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングなどの仕事をしています。子どもに伝えていきたい、ほっと和む家庭料理や子どもと一緒に楽しめるおやつを提案しています。今後は親子料理教室や食育活動にも力を注いで行きたいと思っています。 2008年 野菜ソムリエ(中級)取得 2009年 祐成陽子クッキングアートセミナー卒業 2017年 幼児食インストラクター取得

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