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2014.10.24

ココロとカラダのための献立、はじめます。

キーワード
バランス 薬膳 健康 料理
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Nadiaコラムがついにスタート!。。ということで。

最初に記事を書かせていただいているNadicoの栁川香織です。

 

いつもNadicoのひとりとして料理レシピをアップさせていただいている私ですが、普段は少し医師としても働いています。

こうして 「料理を作る」 ということと、 「病気を診る」 という2つのことをやっていますが、この2つはとても密接しているにもかかわらず、今まであまり繋がっていなかったように思います。

そこで。このコラムでは、この2つを上手く繋げて考えてみようと思うのです。

 

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突然ですが。病院に行く時、みなさんは何を期待して行きますか??

もちろん、病気を診てもらいたい、治してもらいたいという理由が一番だと思います。

なのに、病院に行ったけれど、検査などで異常がないと言われ、治療もされずに終わってしまった。。。なんていう経験はありませんか?逆に、病院を受診したいと思っても、この程度の症状では、病院で診てもらうのも。。。とためらうことはありませんか?

 

私たちが病院で診ている患者さんの多くは、医学的に病名がついて、何らかの治療の必要があると判断された患者さんです。ですが、ここでいう「病名」というのは一般的に知られている現代医学の中でのこと。

疲れやすい、少し頭が重い、手足が冷える、肩こりが辛いなどなど。この、健康とは言えないけれど、ちゃんとした病名が付くまではいかない体の不調。

そんな場合には、治療(投薬など)の必要がない程度の軽度な症状だと判断され、病院での治療の対象外になってしまい、「たいしたことがない」「様子をみましょう」と言われることがしばしばです。

 

この、健康と病気の間をつなぐのが、漢方や薬膳のもとになる中医学(中国医学)の考え方なのでは?と、この頃考えるようになりました。中医学をみてみると、いわゆる医学書ではあまり大きく扱われないような症状が細かく記載されています。一般的な病院では、むしろこういう分野に案外弱いような気さえしてきます。というのも、病院というのは、どうしても「治療」することが優先されてしまうからです。

かといって、本格的な「薬膳」のように、珍しい食材や生薬をたくさん使わなければいけないというのでは決してありません。

「口から入るもの全てが体を作る。」

普段私たちが食べている野菜も魚もお肉にも、体に嬉しい栄養が入っています。それを賢くバランスよく食べることができたなら、毎日のごはんはもっと質が良くなるのでは?

 

寒くなったから体を温めるものを、今日は疲れたから酸味のあるものを、という風に。

早い段階で体の不調に気がつき、それに対しての対策を立てれば、もともと体に備わっている自分の中の力(治癒力や回復力)で十分に対応できる可能性もあります。

ちょっとした体の不調に合わせて、美味しく賢く毎日の食事が食べられるように。

そんなヒントをご紹介できたらいいなと思っています。

 

では。

「ココロとカラダの献立帳」、はじめてみたいと思います。

 

                              栁川香織

 

 

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