ついにこの季節がやってきました。
冬になると、風邪ひきさんがぐ~~っと増えますよね。
ひとことで「風邪」と言っても、症状は様々。
その理由は、いわゆる“風邪”の原因となるウイルスや細菌はひとつではないから。
季節によっても その流行があるので、冬には冬の風邪の特徴もあるのです。
秋から冬にかけては大気が乾燥し、喉や鼻の粘膜の抵抗力が落ちやすいので ここに注意!咳・痰・鼻水・喉の痛みといった上気道の症状が多くなります。
風邪の予防として、うがいやマスクをしますが、これはウイルスが体に侵入するのを防ぐだけでなく、喉を保湿するという意味でも効果的なんですよ。
ところで。
風邪をひいたら薬を飲まないと!と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
一般的に「風邪薬」と呼ばれているものは解熱剤(熱を下げる薬)・鎮咳薬(咳を抑える薬)・去痰剤(痰を抑える薬)などで、あくまで対症療法の薬。つまり、出ている症状を抑えるだけの薬でしかないのです。
なぜ対症療法の薬を出すかというと、多くの風邪の原因ウイルスに対しては、それぞれに対しての特効薬(抗ウイスル薬)がないからです。
(その例外のひとつがインフルエンザ。インフルエンザは抗インフルエンザ薬があります。ちなみに、細菌に対しては抗生剤を使います。)
では、どうやって風邪から体を守るのでしょう。
この時体を守るのは、本来自分の体に備わっている力、つまり「免疫力」。体に侵入した細菌やウイルスに対しては、自分自身で追い出そうとするのです。
すぐに退治できれば症状がほとんど出なかったり、少しの症状で済んだりもあります。
原因が同じ「風邪」にかかっても、人によって重症度は様々で、すぐに治る人と、なかなか治らない人がいるのはそのためです。
それに。同じ人であっても、健康な時はウイルスがきても退治することができたのに、疲れていたり、体が弱っている時には体が対処しきれず、風邪症状が出やすくなることも。
忙しいと風邪が長引いてしまう。。なんてことがあるのはそのためです。
でも、逆にいえば。
風邪の引きはじめに早めに対処すれば、悪化させずにすむということも少なくないのです。
それには体を温めて、ちゃんと栄養をとって、しっかり休むこと。
“風邪をひいたらあったかくして寝ているのが一番!”というのも、あながちウソではないのです。
この時の食事としては、冬は上気道の粘膜を強化するビタミンAや、抵抗力を高めるビタミンCなどは積極的にとりたいですね。
寒気がするときは体を温める食材(前回コラム参考にしてくださいね)、逆に熱があるときは体を冷やす食材を。
風邪の引きはじめや回復期には、体力アップのビタミンBも必要ですね!
冬の風邪対策に有効な具体的な食材や献立は、また次回に。
○次回は12月18日(金)更新予定です。
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