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調理師/料理家 槙 かおる

調理師/料理家 槙 かおるさんのプロフィールページ

突然ですが!皆さんは「ゴーヤー」と「ゴーヤ」どっちで名前を読んでいますか?
どちらが正解というわけではないのですが、
沖縄の友達は「ゴーヤー」と「ヤ」をのばして言います
沖縄に住んでいた頃、ゴーヤーもマンゴーもドラゴンフルーツも、みんな友達がくれるものだった
友達の家の軒先や壁に一杯!ドラゴンフルーツなんて2階までのびていたぐらい
マンゴー農家に嫁いだ妹がいる友達は、
傷がついた売り物にならないマンゴーを持ってご飯食べさせて~と来たり(笑)
そんなこんなで「いる?」って色々な友達が持ってきてくれてた
つまりゴーヤーもマンゴーもドラゴンフルーツも
「友達がくれるもの、お金を出して買うもの」ではなかったのだ

ゴーヤーは東京のスーパーでもセールの時は1本100円くらいで買えるけど
沖縄とは味が違うような気がする
そりゃ日照時間が違えば食物の育ち方も違うのは当たり前だけど
東京で買うゴーヤーはにがく感じる

<ちょい想い出話>
沖縄の人がみんなみんなゴーヤーが好きなわけではないというのを知った
沖縄もずくが嫌いな漁連の友達もいたな~(その話はまた今度)

私が引越しした時から仲良くさせて頂いた方は玄関先からおうちの周りまでゴーヤが一杯で
節約節電の為の窓際のグリーンカーテンではなく、まるでゴーヤー屋敷のような家
それなのにその方、実はゴーヤーがにがてな方だった
だから実ったら強制的に持って来てくれる
「まだあるよ」と言っても毎日、持ってくる
そして「沖縄だからってゴーヤーが嫌いな人いるんだからねー」と笑ってた
その方に、にがいゴーヤーの色々な下処理の仕方を習った
種を取り除き、中の白い部分を全部、
スイカやメロンを食べるギザギザがついたスプーンでこそげ取る
料理によって刻む幅は違うけど、まず塩もみ、そして熱湯に入れる
そしてすぐに流水で洗う。
この二つの下処理で生のようだけどにがみがだいぶやわらかくなる
我が家のキッチンで教えてくれたあの人がなつかしい。
「そんなににがみをやわらげる方法を知っているならやればいいのに」と言うと
今度は「私はゴーヤも料理も嫌いなんだからさ~」って(笑)

そんな彼女に、我が家での飲み会の時に作ってあげたのがこの料理
下処理は種と、そのまわいの白い部分をこそげ取っただけで
彼女に習った塩もみや下茹で処理はせずに油で揚げたゴーヤー
どうかな?と思い見ていたら
彼女は「美味しい、美味しい」と食べてくれた。
そして「このゴーヤー、どこの?」って
「え~、あなたにもらったゴーヤーさ~」と言うと
「料理の仕方で美味しいねー」と言いながらビールを豪快に飲みほし
「もっと食べたーい!どんどん揚げて~」と喜んで食べてくれた
そんななつかしい、沖縄に住んでいた頃の想い出の料理です


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