レシピサイトNadia
    • 公開日2017/09/25
    • 更新日2017/09/25

    パリパリ食感がおいしい根菜チップスのレシピ

    じゃがいも(男爵いも)のチップス、さつまいものチップスなどの「根菜チップス」のレシピをピックアップ。野菜本来の色と香りをそのまま楽しめるのが魅力の「根菜チップス」。パリパリの食感でおやつはもちろん、お酒のおともにもぴったり! 根菜類であれば基本の作り方はほぼ同じ。パリッと揚げるための3つのコツをご紹介します。

    このコラムをお気に入りに追加

    30

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    パリパリ食感がおいしい根菜チップスのレシピ

     

    野菜チップスの定番!ポテトチップス

    野菜チップスの定番といえばコレ! 揚げたては格別のおいしさです。ポテトチップスの上手な作り方を知ると、お好みの野菜でも応用できますよ。

    市販のポテトチップスで使用するじゃがいもの品種は、普段私たちがスーパーで買える「男爵(だんしゃく)」や「メークイーン」ではなく、ポテトチップス用に適した加工用の品種を使っています。ご家庭でポテトチップスを作る場合は、できるだけ水分量が少ないじゃがいもを選びましょう。

     

    男爵とメークイーンなら男爵の方がチップス向き!

    たとえば、採れたての「新じゃがいも」より、通年流通している「貯蔵じゃがいも」を使うほうが良いです。また、「男爵」と「メークイーン」で作り比べてみたところ、個人的には「男爵」のほうがカリッと揚がりました。野菜チップスにするなら野菜は水分の少ないもののほうが向いています。かぼちゃ、さつまいもなどのいも類、にんじん、れんこん、ゴーヤーなどもおいしいです。

    くわしいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/64286/recipe/193085

     

    徹底解説!パリッと仕上げる根菜チップスの作り方

    チップスで大事なのはパリッとした食感!ただスライスして揚げるだけだと、ふにゃふにゃになってしまったり、べたついてしまったりで、なかなかあの食感を出すことができません。

    そこで、パリッと仕上げるためのコツを詳しく説明します! この作り方をマスターすれば、自宅でもおいしい根菜チップスが作れますよ。

     

    パリパリ♪自家製根菜チップス

    【材料】

    お好みの根菜 好きなだけ
    水 250ml
    塩 小さじ1/2
    揚げ油 適量

    【調理用具】

    野菜スライサー
    ボウル
    ざる
    キッチンペーパー

    【作り方】

    1.ボウルに水と塩を入れ、よく混ぜて食塩水を作ります。

    2.スライサーで野菜をスライスします。

    皮付近には栄養と香りの元となる成分が豊富なため、野菜はよく洗って、皮つきのままスライスしてください! スライサーは指を切りやすいので危険です。スライスする野菜が小さくなったら、包丁を使って切りましょう。

    3.スライスした野菜は食塩水に5分程度浸けます。変色を防ぎ、水分を出し、旨みを閉じ込めるためです。

    5分たったら、一度ざるにあげて、ボウルに戻し、野菜の表面のぬめりが取れるまでよく洗います。最初濁っていた水もだんだん透明になってきます。よく洗ったら、ざるにあげておきましょう。

    4.キッチンペーパーや清潔なふきんを使って、野菜の表面の水分を拭き取ります。ここで水分が残っているとふにゃふにゃの仕上がりになってしまいます。ここは1枚ずつ丁寧に、水分を吸い取るように拭き取りましょう。

    時間に余裕がある場合、1時間程度天日干しにするとさらにカリッと仕上げることができます。ただし干しすぎると干からびてしまい、味気なくなってしまうので、表面がほどほどに乾く程度で大丈夫です。

    5.フライパンにサラダ油を3~4cm程度入れて150~160℃程度に熱したら、中火にして野菜スライスが重ならないように1枚ずつ入れて揚げます。

    ここで一気に入れて一度に多くの量を揚げようとすると、野菜同士がくっついてしまい、カリッと揚がりません。丁寧に入れるのがポイントですよ!

    1分30秒程度は動かさないでそのまま揚げます。1分30秒経ったら、1枚ずつ菜ばしでひっくり返します。この時点ではまだ柔らかい感触ですが、だんだんと水分が抜けて固くなっていきます。野菜の周囲がこんがり色付いてきたら、少し火力を強くして、仕上げます。菜ばしで軽く触ってみて、各野菜の中央部分に固さが出てきたら、素早く取り出します。

    焦げはじめると一気に焦げるので、すぐに火を止めて引き上げましょう。

    6.網などにのせて油をきり、塩を振って完成! 塩はできるだけおいしい塩を使うと、素材の旨みをより楽しめます。

    くわしいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/64286/recipe/193244

     

    こんな味で食べるとおいしい!根菜チップスの味つけバリエ

     

    じゃがいもにはやっぱり「のり塩」

    言わずと知れた定番ですね。そのほか顆粒タイプのコンソメとこしょうをかければコンソメ風味に!

     

    さつまいもには「はちみつ」

    甘いさつまいもを引き立てるには塩もいいけど、はちみつをかけてもおいしいですよ! 食感がしっかりした大学芋風味です♪

     

    かぼちゃには「シナモンシュガー」

    コクのあるかぼちゃにシナモンシュガーがよく合います。おいしく仕上げるコツは熱々のうちに砂糖をまぶして、食べる直前にシナモンを振りかけること!

     

    素揚げではなく、片栗粉をまぶしても美味

    れんこんやゴーヤーなどは素揚げをするとだいぶ縮んでカリカリになります。いも類以外の野菜をチップスにするときは、少量の片栗粉をまぶして揚げると程よい食感と風味を残せます。片栗粉をまぶす場合、切ったら洗わずにキッチンペーパーで水分を拭き取るだけでOK! カリッとした素揚げとは異なるほっくりした食感が楽しめるので、ぜひ比較してみてくださいね!

    くわしいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/64286/recipe/189311

    ちょっとしたコツを掴めば、自宅でもパリッとおいしい根菜チップスが楽しめます。ぜひお試しください!




    ・まろやかなコクが美味しい!「紹興酒漬け」が最高のおつまみになる!
    ・思わず手が伸びる!カリッとジュワッとおいしい手羽先おかずまとめ
    ・パリパリvsふにゃふにゃ 食感を楽しむ鶏皮のおつまみレシピ

    キーワード

    このコラムをお気に入りに追加

    30

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    SNSでシェアしよう

    このコラムを書いたArtist

    簡単料理研究家*服部みどり
    • Artist

    簡単料理研究家*服部みどり

    東京都文京区千石にてからだと心にやさしい料理の教室運営 材料は少なめ・シンプルな調理で身体にやさしい家庭料理レシピをご紹介 【略歴】 カフェや居酒屋チェーン店立ち上げ業務(マネジメント・メニュー開発経験あり)など飲食業界に携わったのち、野菜を扱う食品メーカーで料理レシピ企画を担当。現在は書籍のレシピ制作・飲食店メニュー開発のほか、雑誌・テレビ・新聞・WEBなどメディア各種で食品や調理家電などの検証を行う料理家として活動中。 【メディア出演関連】 NHKひるまえほっと かんたんごはん テレビ東京 よじごじDAYS 読売新聞レシピ ラジオ(TOKYO FM / ラジオ埼玉) LDK MONOQLO 家電批評 サンキュ! など 【飲食店メニュー企画】 ・観光地カフェ立ち上げ(東京都小笠原村) ・天然素材のかき氷レシピ開発(東京都神保町) ・糀を使ったドレッシング開発(千葉県津田沼) テイクアウト専門店メニュー・居酒屋チェーン店・カフェなど 【料理本レシピ企画】 ・スピード完成!野菜の大量消費おかず ・時間がない人のためのやせる超速つくりおき ・時間がない人のための超速つくりおき ・作りおきレンチンおかず ・うちのから揚げがうまい そのほか月刊誌のレシピ企画など 【得意なジャンル:家庭料理編】 ・あまり手をかけない シンプル調理 ・基本調味料で作る家庭料理 ・体調不良のときに胃腸にやさしいいたわり料理 ・蒸し料理 ・初心者おやつ ・お味噌汁(一汁一菜) 【得意なジャンル:商業編】 原価・オペレーションを考慮したメニュー開発 ・居酒屋・カフェ・観光地・テイクアウトおかずなど 【好きな地域】 ・ハワイやタイなど南国系の観光地 ・離島(伊豆七島)や沖縄 ・東京・茨城・千葉

    にゃでぃあのおすすめ!
    「料理家」という働き方 Artist History