下味と衣にひと工夫すれば、鶏むね肉でもパサつかずふっくら柔らかに。 下味に液体塩こうじとごま油を入れることで鶏むね肉がやわらかくなります。 こうじの酵素の効果で肉の繊維がやわらかく、ごま油を揉みこむことでぷるぷるジューシーに。 小麦粉と片栗粉を両方まぶすことでサクサクほろほろの衣になります。 こんがりサクサクの衣の中から、ふっくらジューシーな鶏むね肉の肉汁があふれます。 冷めても美味しいのでお弁当にもおすすめです。
下準備
鶏むね肉は3等分にしてから、繊維を断つように1.5cm幅に切る。
ポリ袋に鶏むね肉、A 液体塩こうじ大さじ1と1/2、しょうゆ大さじ1、ごま油大さじ1、おろしにんにく(チューブ)4cmを入れポリ袋の上からもみ込み、全体になじませる。冷蔵庫で30分漬けておく。
ポリ袋に小麦粉を加え全体にまぶす。(水分となじみやすい小麦粉を加え、下味をしっかり閉じ込める。)
小麦粉が全体になじんだら、片栗粉を加え全体にまぶす。(片栗粉を最後に加えることで、衣の表面がカリッと揚がる。)
フライパンに約0.5cm深さのサラダ油を入れ、火をつける前に鶏むね肉を広げ入れる。
中火にかけ、衣の片面が焼き固まるまで、約6分揚げる。(触ると衣がはがれやすいので、片面が焼き固まるまでさわらないのがポイント。)
衣が片面焼き固まったら菜箸で返し、中火で約4分全体に焼き色がつくまで揚げ、完成。
・鶏むね肉の唐揚げを柔らかくする3つの方法。 1.鶏むね肉の繊維を断つように切ること。 鶏むね肉は繊維を断つように切ることで、加熱による繊維の縮みとパサつきを防ぎ、やわらかくすることができます。鶏むね肉には繊維が多く含まれており、加熱すると繊維が縮んで硬くなります。繊維を断つことで、繊維質な部分が細かく切れてパサパサした食感になりにくくなります。 2.下味を液体塩こうじ、ごま油でつけること。 液体塩こうじの酵素の働きで肉の繊維がやわらかくなります。また、ごま油を肉に揉みこむことで鶏むね肉に油分が入り、肉質がぷるっとジューシーになります。 3.冷たい油に鶏むね肉を入れて揚げること。 肉のたんぱく質は65℃を超えると急激に収縮する性質があるため、冷たい油に鶏むね肉を入れてから火にかけます。少しずつ油の温度を上げていくことで、たんぱく質の収縮を抑えしっとりジューシーに仕上がります。
レシピID:495747
更新日:2025/02/12
投稿日:2025/02/12