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    • 公開日2016/05/25
    • 更新日2016/05/25

    電子レンジの上手な使い方②~クッキングシートで肉・魚のレンジ解凍~

    冷凍した肉や魚を電子レンジでもっとおいしく解凍するテクニックを伝授! 加熱時間の目安やラップではなくクッキングペーパーを使う裏技など、ドリップを出さずにおいしく解凍するには、いくつかのコツがあるんです。

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    電子レンジの上手な使い方②~クッキングシートで肉・魚のレンジ解凍~

     

    肉や魚の解凍にはクッキングシートを使う

    肉や魚を解凍するとき、本来は冷蔵庫や氷水で解凍するのが良いのですが、時間をかけずに解凍したい時に重宝するのが電子レンジ。電子レンジで解凍するときは、ラップをはずし、キッチンペーパーで包んで解凍しましょう。こうすることで、キッチンペーパーがドリップを吸い取ってくれますし、加熱ムラを防ぐことができます。

     

    おすすめは半解凍モード!

    最近の電子レンジには解凍モードがついているものが多く、さらに『全解凍/半解凍』を選べる機能まであります。私のオススメは半解凍です。冷凍した食品は、半解凍まで解凍し調理します。その後の、調理を考えると半解凍でOK。全解凍では、ベチャッとしてしまう原因にもなります。

     

    解凍モードのない電子レンジで半解凍状態にする方法

    解凍モードのない電子レンジでは、電子レンジの強弱を『弱』にするのが◎。そして、100g=1分を目安に解凍します。これで半解凍状態が作れるんです。

     

    残り物のおかずをもう一度おいしく食べるには?

    残り物の解凍で気をつけたいのは『温度』です。一度、火を通した食品であっても、食べる前はきちんと再加熱しましょう。『温かくなったから食べられる』ではなく『あつあつの状態』まで加熱するほうが衛生的です。

     

    揚げ物や焼き魚

    揚げ物や焼き魚は、耐熱皿にのせ、ラップをしないで電子レンジへ。ラップすると水分がこもってしっとりしてしまうので、カリッと仕上げたい揚げ物や焼き魚へのラップはNGです。また、揚げ物は電子レンジで軽く温めたあと、霧吹きで水をかけ、アルミホイルにのせてオーブントースターで焼くと、さらにカリッと仕上がります。

     

    カレーやシチュー

    カレーやシチューは加熱ムラや突沸が起こりやすい料理です。最初に1分ほど加熱してから、全体をかき混ぜるようにして、これを何度も繰り返して解凍するようにします。ルーはすぐに熱くなりますが、肉や野菜はまだ冷たいということもあるので、少し長いかな?くらいの加熱がちょうど良いです。

     

    野菜は冷凍のまま調理!再解凍はNG。

    野菜は冷凍のまま調理します。肉や魚に比べて、解凍する時間もいらないので、野菜を冷凍保存しておくと、そのままフライパンや鍋に入れることができて便利です。

    一点注意したいのが、冷凍野菜を解凍した場合。一度解凍した冷凍野菜は再冷凍はしないでください。

    『冷凍野菜を少し使っただけで、残りを冷凍庫に入れるのを忘れ、室温で解凍されてしまった』ということを、私はよくしてしまうのですが、この時に再冷凍はNGです。野菜だけに限らず、食品を解凍した場合の、再冷凍は品質が劣化し、味も落ちます。一度、解凍した食品はその日に使いきってしまうようにしましょう。

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    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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