レシピサイトNadia
    • 公開日2016/04/01
    • 更新日2016/04/01

    冷蔵庫はNGの野菜も!野菜の保存テク② −光を断ち切る常温保存−

    冷蔵庫に入れていい野菜、入れてはいけない野菜の違いを知っていますか?野菜の2大保存方法の1つである常温保存。冷蔵庫に入れると、低温障害を起こすバナナやさつまいもが常温保存の代表。常温保存にも正しい方法があるので、ポイントをおさえていきましょう。

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    冷蔵庫はNGの野菜も!野菜の保存テク② −光を断ち切る常温保存−

     

    冷蔵庫では「寒すぎる」野菜は、常温で保存する

    野菜の中には、常温で保存するものがあります。その理由は、冷蔵庫に入れると温度が低すぎて低温障害を起こすことがあるからです。

    低温障害は南国育ちの野菜や果物に多く、バナナやマンゴー、グレープフルーツなどがそれに当たります。

    また、夏野菜のトマトやきゅうり、ナスなども低温障害とまではいかなくても、冷蔵庫にそのまま入れると、冷えすぎてすぐに水っぽくなってしまいます。

    さらに、冬に食べるさつまいもも常温保存が良いとされています。さつまいもは南米が原産国なので、冷えは苦手なんです。

     

    室温20℃くらいまでが「常温」。それ以上になったら冷蔵庫へ!

    「常温保存して良い」と聞くと、夏だろうと冬だろうと買ってきたままの状態でOKだと思う人もいるかもしれませんが、それは違います。

    ちなみに常温とは、JIS規格で「20℃±15℃」と決められていますが、これでは35℃も常温(!)になってしまいます。

    野菜の保存の場合には、常温の基準となっている「20℃くらい」までと考えましょう。それ以上になる場合は、冷蔵庫に入れるのがベターです。

     

    実践!覚えておきたい常温保存テク

     

    バナナは袋から取り出し、吊るすのが一番

    バナナは触れている部分から傷んでくるので、できるだけ触れないようにするのが◎。バナナをよく食べる人は、バナナスタンドなどに吊るして保存するのが一番ですよ。

     

    いも類は新聞紙+ダンボールで完全遮光!

    いも類は光に弱いので、光が当たらないようにします。まず、ダンボールの中に新聞紙を敷きます。いも自体も新聞紙で軽く包み、さらに上から新聞紙をかぶせ、厳重に光を遮断しましょう。

     

    玉ねぎは保存方法がたくさんある

    玉ねぎの保存は常温でも冷蔵でもOKですが、新玉ねぎは必ず冷蔵保存しましょう。吊す場所がある場合は、吊るして干すのが良いですが、他にも、麻袋のようなものに入れたり、ダンボールに新聞紙を入れ、そこに玉ねぎを入れて、光が当たらない冷暗所に保存したりと、色々な方法があります。

     

    冷暗所って?夏場は?常温保存の豆知識

     

    風通しが良く、涼しくて暗いところが「冷暗所」

    常温保存は、ただ外に出しておけば良いというわけではありません。風通しの良い冷暗所に保存します。特に、いも類などは光に弱いので注意しましょう。

    アパートやマンション住まいの方にとって、一番最適な常温保存場所は玄関です。風通しがよく、光も遮れるので野菜にとって快適な場所なんですよ。

    また、これからの季節は湿気にも気をつけることが必要です。お風呂場などの湿度が高い場所は避けるようにしましょう。

     

    夏場は常温保存できる野菜が少ない

    お気づきの通り、いくら寒さに弱い野菜があるといっても、夏場は冷蔵庫に入れた方が良いでしょう。その時は、新聞紙やキッチンペーパーでくるんでビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れることで、冷気を直接当てることなく保存できます。

     

    そのひと手間で、野菜の鮮度はぐんと変わる!

    前回と今回の2回にわたり、野菜の保存方法について紹介しました。「買ってきたけど、食べるのは先かな」と思う野菜だけでも、ひと手間かけて保存するようにしてみませんか。

    いざ食べる時になっても、買ってきた時のように鮮度が保たれていて、なんだか嬉しくなりますよ。

    前編:鮮度がぐっと長持ち!野菜の保存テク① −包んでくるんで冷蔵保存−

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    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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