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    • 公開日2022/02/10
    • 更新日2022/02/10

    おねこさんと一緒にフードロス対策|Vol.4~野菜を無駄にしない保存方法~

    呑兵衛料理家として、お酒もご飯もすすむおつまみレシピが得意なNadia Artistおねこさん。そんなおねこさんは、なんと3年間連続食品の廃棄ゼロ! この連載では、そんなおねこさんと一緒に美味しくフードロス対策をしていきます。第4回は、野菜は買っても使い切れずついつい捨ててしまう…なんてことも。おねこさんこだわりの野菜の保存方法をチェックして、一緒にフードロス対策してみませんか?

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    おねこさんと一緒にフードロス対策|Vol.4~野菜を無駄にしない保存方法~

     

    冷蔵庫に冬眠させている野菜ありませんか?

    こんにちは! コラムを見に来てくださってありがとうございます。今月も食材廃棄ゼロを目指して、地球にもお財布にも優しい「フードロス対策」に気楽に取り組んでいきましょう♪ 今回は、「安い! あると使う(たぶん)」なんて思って張り切って買うんだけど、実際のところ冷蔵庫で冬眠させがち...。そんな野菜を中心に、おすすめの保存方法と美味しい簡単レシピをご紹介させていただきます。

     

    おねこさん流!野菜の保存ポイントについて

    今回は、年中そろうスタメン野菜を中心に野菜の保存方法をご紹介します! パセリに関してはスタメンといっていいか、いささかの疑問が拭えませんが、意外と使えて栄養豊富なので仲間に入れました。では、保存していきましょう♪

     

    大物カット野菜の「白菜・キャベツ・大根」

    まずは、白菜、キャベツ、大根などの大きめの野菜を保存していきましょう。これらの野菜に共通しているポイントは、栄養や水分を吸い上げてしまう「芯(大根は葉の部分)」を早めに切り取ること。これだけでも鮮度保持力がアップします! 甘みやうま味、栄養たっぷりの部分なので、変色したりカラカラに乾いている部分を除いて、みじん切りや細切りにしていただくのがおすすめです。キャベツはこの状態で保存する場合、切り取った部分に湿らせたキッチンペーパーを詰めて乾燥を防ぎます。

    4〜5日以内に食べきれる量は、ラップに包んで冷蔵保存。このとき、切り口に湿らせたキッチンペーパーをあてておくと、茶色くなってるし乾いてるから切り落としちゃう…。なんてことが減らせます。数日で使い切る自信がない量は、水洗いして食べやすい大きさにし、水気をきってジッパー付き保存袋に入れて冷凍がおすすめです。

     

    冷蔵保存で!「小松菜、長ねぎ、パセリなど」

    続いては、冷蔵保存が適した野菜を紹介していきます。左上から時計回りにご紹介していきますね♪

    水菜、小松菜:飲み口側を切って花瓶風にしたペットボトルに少しだけ水を注いで立てて入れ、もともと入っていた袋を上から被せて輪ゴムできゅっと閉じます。水菜の葉は水で濡れると傷みやすいので、乾いたキッチンペーパーで優しく包むとより良いでしょう。

    長ねぎ:冷蔵庫に入る長さに切り、ぴっちりラップで包みます。これもシュッと立てて保存すれば、冷蔵庫の奥底に消える可能性が減らせますし、表面がパリッパリにもなりません。

    パセリ:水菜や小松菜と基本は同じですが、茎の先を斜めに切っておくと、水をよく吸ってシャキッと感が保てます。水は1週間に2回替えます。おねこ家調べにすぎませんが、これで1か月、青々としたままなので驚きです。

    しょうが:皮ごときれいに水洗いして瓶に入れます。すっぽり浸かるくらいの水を入れ、蓋をして保存します。水は1週間に2回入れ替えましょう。鮮度も香りも保てます。

    大葉:瓶に茎の先だけが浸る量の水を入れ、立てて入れて蓋をします。

    しめじ:ほかのきのこでも保存方法は同じで、きのこは湿気にめっぽう弱いので、乾いたキッチンペーパーをできれば2〜3枚重ねて包み、ポリ袋に入れて保存します。4〜5日使わなかったときはキッチンペーパーを取り替えたら、まだまだもちますよ。

     

    どちらもOK!「ミニトマト、にんじん、玉ねぎ」

    最後は、冷蔵も冷凍もどちらもOK! まさに自由自在の野菜たちの保存方法をご紹介していきます。冷蔵したときと冷凍したとき、食べ方も変わってくるので必見ですよ。

    ミニトマト:生で食べるときはそのまま冷蔵保存がおすすめです。へタを取って水洗いして水気を拭き取り、プラスチック製保存容器やジッパー付き保存袋に入れて冷凍しておけば、パスタソースなどのうま味プラスに使えて便利です。

    にんじん、玉ねぎ:冷蔵保存では、切り口に湿らせたキッチンペーパーを被せてぴっちりとラップで包めば◎。一点気を付けたいのは、水分が多すぎても傷みやすいので、湿らせたキッチンペーパーは分厚く重ねず1〜2枚に。3日に1回は交換した方が安全です。冷凍保存するときは、使いやすく切って保存しましょう。調理は凍ったままでOKです。

    保存スタイルが整ったら、冷蔵庫に収めていきましょう。これ見よがしに野菜が並べば、忘れたくても忘れられない(はず)!!

     

    冷凍、冷蔵保存した野菜を使ったレシピ5選

    それでは、レシピ紹介をしていきたいと思います。冷凍、冷蔵保存で紹介した野菜を使って、美味しく楽しく作りましょう♪

     

    お弁当にも♪鶏ひき肉と小松菜の炒め物

    味付け調味料はめんつゆだけ! 簡単に美味しくできる、栄養満点の副菜です。冷凍保存もできるので、お弁当にもおすすめですよ。

    【主な材料】
    小松菜
    にんじん
    しょうが
    鶏ひき肉
    めんつゆ

    ●詳しいレシピはこちら
    美味副菜:おつまみ、お弁当に【鶏ひき肉と小松菜の炒め物】

     

    定番にしたい!豚肉のとろみ野菜炒め

    おうちで町中華気分が味わえます。安くて早くて美味しい! 定番にしたい中華風おかずは、冷凍した白菜を使えば、味染みが早くとろとろに仕上がりますよ。

    【主な材料】
    豚薄切り肉
    白菜
    にんじん
    しめじ

    ●詳しいレシピはこちら
    おうちで町中華【ごはんがすすむ!豚肉のとろみ野菜炒め】

     

    しょうがでポカポカ~♪鶏野菜鍋

    野菜を多種類、美味しく食べるならやっぱり鍋ですね。体が中から温まるしょうが味噌味で、心までほっとします。メインのお肉は、豚肉や白身魚でもお作りいただけますよ。

    【主な材料】
    鶏もも肉
    豆腐
    キャベツ
    長ねぎ
    水菜

    ●詳しいレシピはこちら
    体ぽっかぽか♡美味しさしみる【鶏野菜鍋(生姜みそ味)】

     

    うま味たっぷり♪ドライカレー

    パパッと作れて大満足な主食メニュー! みじん切りにした野菜とひき肉を炒めて、味付けは市販のカレールウにお任せ。とっても簡単なのでランチにもおすすめです。

    【主な材料】
    牛ひき肉
    玉ねぎ
    にんじん
    ミニトマト
    カレールウ

    ●詳しいレシピはこちら
    すぐ絶品!!【欲望満たすドライカレー】おまけ:即席温玉作り方

     

    お箸が止まらない!やみつき大葉とトマトのマリネ

    和えるだけの簡単レシピですが、その仕上がりはデリ風に♪ ジューシーなミニトマトに香る大葉がきいて、さっぱりスッキリやみつきです。

    【主な材料】
    ミニトマト
    大葉
    塩昆布
    クリームチーズ

    ●詳しいレシピはこちら
    すっきりやみつき【青じそ香るミニトマトの和風マリネ】

    冷蔵庫整理や保存するための食材整理は、「やろう、やらなきゃ、やっぱり面倒くさい!」となりがちかもしれません。私は3年前まで、腰が重いどころか根がびっちり張って動く気配すらありませんでした。でも、一度やり始めたら今度は家事作業のスムーズさと食費の少なさに感動し、やらずにはいられなくなったのです。

    一気にやるのは大変でも、まずはひとつから。白菜だけ、キャベツだけでもいいと思います。適切な保存で、しなくても良かった出費と廃棄を減らし、地球と自分に優しいフードロス対策にぜひ一緒にチャレンジしてみましょう。

     

    これまでの連載はこちら!

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    おねこ

    呑兵衛料理家。豊富な食材に魅了され、北海道永住を決めた生粋の食道楽。 北海道在住20年。 春は山菜採り、夏はキャンプ、秋はきのこ狩り、冬はスキー。北海道各地の旬の食材と美食を追いかけ、弾丸長距離移動もするアクティブ派。 「夜が楽しければきっと明日はもっと楽しい!」をモットーに、夜を盛り上げるおつまみレシピとごはんがすすむおかずをメインにレシピ開発。 ●著書:ごはんもお酒もすすむ!絶品おねこ食堂(宝島社) ●コラム連載:「おねこさんと一緒にフードロス対策」

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