揚げ物調理をするときの注意点

【安全な揚げ物調理のためのポイント】

• 油は加熱し続けてある温度以上になると自然発火します。油を加熱している間、また揚げ物をしている間はその場から離れないようにしましょう。
• 土鍋や耐熱ガラス鍋などは、天ぷら油過熱防止機能が働かず、火災の原因になる可能性があるので使用しないようにしましょう。
• 鍋やフライパンなど揚げ物に使う調理器具の水気をよくふきとりましょう。また、食材の水気もしっかりふき取りましょう。揚げている最中は、加熱した油に水気が入らないように注意しましょう。水気は油はねの原因になります。
• 油の温度や量、揚げる食材の量や水分量などに十分注意して、やけどや火災などが起こらないようにしましょう。
• コロッケなど衣がついたものを油に投入したあと、表面を触りすぎると、衣に傷がつき、破裂の原因になる場合があります。十分注意してください。

【注意が必要な食材と対策】

• えびの尾の中に水分があると油はねの原因になるため、尾から水をしごき出してください。
• イカに薄皮が付いていると油はねの原因になるため、皮はむいておくようにしてください。
• 揚げ菓子を作る際、砂糖とベーキングパウダーが加えられているか必ず確認してください。砂糖やベーキングパウダーが含まれていないと、生地が破裂する恐れがあります。ホットケーキミックスを使う際も同様です。
• 砂糖やベーキングパウダーのどちらか、もしくは両方が含まれていない生地でチュロスを作る際は、必ず星型の口金を使用して表面を荒くしてください。表面積を広くして、破裂を防ぐことができます。
• ししとうやししゃもなど、膜で覆われている食材を揚げると、破裂する可能性があります。必ずつまようじで穴をあけてから焼いてください。
• 冷凍食品は付着している霜が油はねの原因になることがあります。十分注意してください。