ちょっと手間はかかりますが、自分で漬けると安価でたくさん仕込むことができる上、とってもおいしく仕上がります。 たくさん出回っているうちに仕込んで冷凍すればお正月にも大活躍です。
卵が割れやすくなったり、生臭みが出る原因になるので生筋子はなるべく手早く洗います。 生臭みのもとになる薄皮をしっかり除くと風味良く仕上がります。
小鍋にA 昆布1枚、水200ml入れ、弱火でじっくり煮だして昆布だしを作り、冷ましておきます。
別の小鍋にB うすくちしょうゆ大さじ4、本みりん大さじ1、酒大さじ1の調味料を入れ、静かな沸騰を保ったままで30秒ほど煮切り、冷ましておきます。
生筋子は塩を入れた水で下洗いしてから、ボールに40℃くらいのお湯をはり、浸けながら指の腹を使ってやさしく薄皮からはずします。 1粒1粒きれいに薄皮が残っていないか確認しながら3回ほど水を変えて洗いザルに上げてしっかり水切りします。 (洗う際いくらが白くなりますが、心配ありません。)
冷めた1の漬け地に、昆布だし40mlを合わせて漬け地を作り、2のいくらを漬けます。 1~2日ほど漬けて完成です。
~ポイント~ 保存容器に入れる前に漬け地を少量まわし入れ、捨てて『地洗い』してからから入れると傷みにくく安心です。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。