シンプルに鴨をローストしました。今回は350g程度のロース肉を使用しています。重さによって、焼き時間は調整してください。
鴨肉は脂が美味しいので、肉から出た脂も無駄にしないように、じゃがいもや茸を炒めるのに使ってください。
【下準備】鴨ロース肉に塩ときび砂糖を表面にまぶし、一晩置く。
鴨ロース肉の余分な皮と脂を切り落とし、皮の表面に格子状に切り込みを入れる。
ストウブ鍋を中火にかけ、鴨ロース肉の皮面を下にして入れ、表面に焼き色がつくまで焼く。
ふたをして180℃に予熱したオーブンに入れ、15分焼く。取り出して5分程度休ませてから7〜8mmの厚さに切る。
【付け合わせ】じゃがいもは皮を剥いて5mmの薄切りにする。鍋に残った鴨の脂で火が通るまで炒め、塩こしょう(分量外)で味付けする。
舞茸、エリンギは食べやすい大きさに切り、同じように鍋に残った鴨の脂で火が通るまで炒め、塩こしょう(分量外)で味付けする。
【おすすめビオワイン】シャトー・ラ・バロンヌ(ブルーノ・デュシェン)のグルナッシュ・グリ・コストリソ。濃厚な赤ワインです。肉料理にどうぞ。
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星野奈々子
フードコーディネーター。慶應義塾大学卒業。 日本IBMにてITエンジニアとして働きながら本格的に料理の勉強を始め、退社後にル・コルドン・ブルー代官山校 フランス料理ディプロマを取得。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、独立。フレンチから和食、エスニックと幅広いジャンルを得意とし、企業や雑誌のレシピ開発、フードスタイリングを中心に活躍。近著は『スープ・ポタージュ・チャウダーの本』『スープジャーでほめられべんとう』(エイ出版社刊)。