バーミキュラ鍋を使い『家族が集まって楽しく食べられるレシピ』をテーマに、シーフードパエリヤを作りました。一般家庭にもある和だしとブイヨンを出汁に使って簡単に作れるパエリヤです。「見た目に楽しく」をサブテーマにして、鍋ごと食卓に提供し、家族で囲みながら食べられるスタイルに。フタを開けた瞬間から、みんなでワイワイ、おこげまで美味しいパエリヤです。
出汁を加えて炒める時に、しっかりと余計な水分を飛ばし、鍋底が見えるくらいのゆるさにまで炒めることがポイントです。この段階で水分量が多いと出来上がりがべちゃっとしてしまいます。ローレルは米に苦みが移ってしまうのでフタをして加熱する前に必ず取り除くこと。米はコシヒカリ系統の品種がパエリヤとの相性がよく、美味しく炊き上がりますよ。
お湯を沸かす。 ボウルにB サフラン1つまみ(0.2g)、ローレル1枚、和だし小さじ2(6g)、ブイヨン(固形)1個(4g)を入れ、お湯350ccを加えてパエリヤの出汁を作る。
バーミキュラ鍋にオリーブオイルをひいて中火にかけ、A 玉ねぎ1/2個、しいたけ80g、ピーマン1個、ミニトマト5~6個を入れて炒める。玉ねぎの端が半透明になってきたら、シーフードミックス、塩、こしょうを加え、白ワインを回し入れてシーフードに半分火が通るくらいまで炒める。
米を洗わずに加えて、食材の水分をしっかりと吸わせながら炒める。【1】を2、3回に分けながら加え、よく馴染ませながら炒めて、混ぜた時に鍋底が見えるくらいのゆるさになったら一旦火を止め、ローレルを取り出し全体を均す。有頭えび、はまぐりをのせてフタをして弱火で20分加熱した後、さらに20分蒸らす。
黄パプリカ、イタリアンパセリを飾り、鍋ごと食卓へ。
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前澤 泰爾
長野県生まれ。 大学卒業後、メンズカジュアルブランドの販売員としてアパレル企業に就職。 ファッションコーディネートを学びながらも、料理の世界に興味を持ち、飲食業に転職。 都内飲食店にて調理業務に携わり、独学にて調理師免許取得。イタリア料理店、スペイン料理店、ハワイ料理店などの店長、料理長を経て、日々食材や料理、人と向き合う。 その後、今までとは違う角度や観点から料理の世界を学ぶため、祐成陽子クッキングアートセミナー54期生として、食に係わるコーディネート、スタイリングを学び、フードコーディネーターの資格を取得。