外資系の企業に勤めていたころは、クリスマスというのはオフィスの中でも一大イベントで、毎年クリスマスケーキのデコレーションイベントを依頼されていました。こちらのケーキは、2022年のイベントの際に考案したケーキです。 市販のバームクーヘンを使うので、スポンジを焼く必要がなく、とても手軽でありながら、見た目がいいだけのケーキではありません。リキュールを効かせたシロップや、マスカルポーネを使ったクリームで、味はちゃんと本格的。作るのも食べるのも楽しいケーキです♪
◆ チョコレートは、テンパリングをしなくても固まるコーティングチョコレートと、味の良いクーベルチュールを合わせて使うのがおすすめです。 ◆ コーンフレークは薄くて軽い食感のものがおすすめです。 ◆ クリームには上白糖やグラニュー糖ではなく、粉砂糖を使うことで、口溶けの良いクリームに仕上がります。 ◆ シロップは全量使い切るようにたっぷりと打ってください。
抹茶のチョコレートフレークをつくる。溶かしたチョコレートに抹茶を加えて好みの色に調整し、コーンフレークを加えて和える。オーブンペーパーの上に広げ、アラザン、カラースプレーチョコレートなどのトッピングをふりかける。
マスカルポーネクリームをつくる。C マスカルポーネ200g、コンデンスミルク40g、粉砂糖10gをボウルに入れてゴムべらでよく混ぜ合わせる。生クリーム(脂肪分40%以上のもの)を加え、泡立て器に持ち替えて扱いやすい固さ(7分立てくらい)になるまで立てる。
バームクーヘンのスライスを1枚とり、片面に刷毛でシロップを染み込ませ、その面を下にして回転台に置く。上面にまたシロップを染み込ませ、②のマスカルポーネクリームを薄く塗る。いちご(フィリング用)を隙間なく並べ、再びマスカルポーネクリームを塗り広げる。
もう1枚のバームクーヘンのスライスの片面に刷毛でシロップを染み込ませ、その面が下になるようにケーキに重ねる。縁をナイフで切り落として丸みを持たせ、残りのシロップを上面に染み込ませる。
残りのマスカルポーネクリームを表面全体に塗り広げる。
固まったチョコレートフレークで表面を覆い、フルーツや巻きチョコレート、ポッキーなどを飾る。
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早坂玲奈
大切な記念日や、ご友人を招いてのお食事会など、料理を少し頑張ってみたいときに「何を作ったらいいかな・・・?」と迷ったら、ぜひ私のレシピルームをのぞいてみてください。『大切な人を喜ばせたい』という気持ちを応援するためのおもてなし料理をご紹介しています。 出張料理人・飲食コンサルタント・料理教室講師・フードスタイリストとしての経験を積みながら、プロ向けからご家庭向けまで、様々なレシピ開発に携わってきました。美味しさで周りを喜ばせることは、作り手自身の幸せにも繋がることだと日々感じながらこの仕事を続けています。 「簡単」「時短」も素晴らしいけれど、ときには時間をかけて料理を頑張ってみたい日もあると思います。料理にかける手間は、正しく作れば必ず報われます。丁寧に作り方をお伝えすることで、みなさんが大切な日を笑顔で過ごすためのささやかなお手伝いができれば嬉しいです。