昆布と煮干しから出汁を丁寧に引くそばつゆです。 そばの出汁はかつお節を使う方が多いですが、実は煮干し出汁を使ったそばつゆもとても美味しいです。 市販の麺つゆが甘すぎる、という方にもおすすめです。
はじめにアルコール分をとばし、醤油を合わせて煮立たせることで味のカドが取れて美味しいそばつゆになります。 甘さはみりんでお好みに加減してください。
煮干しと真昆布を用意します。 真昆布は乾いた布巾でさっと表面をふき取ります。
煮干しの頭と腹わたを除きます。 頭を引き抜くと腹わたもくっついて取れてきます。
煮干しを半分に割いて味が出やすくします。 (腹わたが残っている場合は半分に割いてからが取り出しやすいです。)
鍋に分量の水と昆布、煮干しを入れたら30分浸水します。
かえしを作ります。 別の鍋に酒とみりんを入れて沸騰させて1分くらいアルコールを飛ばしたら醤油を加えます。 静かな沸騰を保つくらいの火加減で1分ほど加熱して火を止めます。
煮干しと昆布の入った鍋を中火にかけて煮出していきます。 沸騰したら火を弱めて6~7分煮出します。 4の鍋の上にキッチンペーパーをしいたざるを置いて、出汁を漉します。
火にかけてひと煮立ちさせたら完成です。
369630
がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。