チェリージュビレを底に忍ばせた甘酸っぱい初夏のティラミス。ジュビレはフランス語で祝賀の意味。 近代フランス料理の礎を築いたシェフ、エスコフィエが当時のヴィクトリア女王即位50周年の祝宴で出したのが始まりです。マスカルポーネクリームとの相性はもちろん、仕上げにほろ苦いココアパウダーを振りかけることでグッと全体が引き締まりグレードアップします。
マスカルポーネは室温に戻して、混ぜすぎないようにすると分離するのを防げます。 チェリーストレーナー(種抜き器)があるとオリーブにも使えて便利です。
アメリカンチェリーは軸を取り、ストレーナー(種抜き器)で種を抜き半分に切る。 種抜き器がない場合はナイフで種の周りを半分に切って取り除く。
<A アメリカンチェリー250g、バター20g、グラニュー糖40g、レモン汁大さじ2、キルシュ大さじ3でチェリージュビレを作る> 鍋にバターとグラニュー糖を入れて弱火にかける。 バターが溶けたらアメリカンチェリーとキルシュ、レモン汁を入れて混ぜ中火で5分位煮る。 火から下ろして冷ましておく。
ボウルにマスカルポーネとグラニュー糖を混ぜ合わせ、生クリームを8分立てにして加える。
1のアメリカンチェリーをグラスに入れて、その上に2のクリームを重ね冷蔵庫で1時間以上冷やす。
ココアパウダーを茶こしで振りかける。
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…gris
フランス語のレシピ翻訳、メニュー 開発、料理撮影、テーブルコーディネート等を手掛ける。 フランスに留学後、リヨン郊外のリゾート開発に携わり約2年滞在。 自宅キッチンスタジオから、インテリア、お花、BGM、お酒とのマリアージュを楽しむ「少しの工夫でいつものごはんも極上のひと皿に」をコンセプトに素材を生かしたシンプルレシピを提案しています。