みなさんは「アップル・ジェリー」をご存じですか? りんごをまるごと4~5時間煮て、一晩かけてゆっくり汁を絞り、お砂糖を加えて作るジャムです。果肉入りのりんごジャムとは異なり、真っ赤で透き通っていてまるで宝石のように美しい… 我が家には果物キラー(子供達)がいるので、なかなかりんごをまるごと使うのが難しいのですが、要は「りんごの皮のペクチンを使っているわけだから、皮だけでも作れるかも?」と思い、毎日デザートで食べるりんごの皮を冷凍保存して集めて作ってみました。そしたら… 皮だけでもめっちゃ綺麗なジャム、できちゃった~! しかも紅玉ではなく、1個120円だった安売りのサンふじでできちゃった~!
・りんごの皮を4個分使います。冷凍保存でためてもOKです。冷凍保存する場合、2週間以上経つと色味や風味が悪くなるので注意してください。 ・りんごの皮は、気持ち厚めに剥いた方が果肉分がい多めになるので美味しく仕上がります。 ・今回の場合は煮汁400㏄に対して砂糖200gを入れている状態です。保存の関係で糖度を50%以上にしていきたいので、煮汁が半分以下になるまで弱火で煮詰めました。 ・保存は冷蔵庫で!糖度50%以上にするものの、手作りなのでできれば1~2週間以内に召し上がってください。
小鍋にA りんごの皮200g、水500㏄を入れて、沸騰から弱火で30分煮る。
少し濁ったピンク色が出てきたら、網で一度濾す。(だいたい400㏄くらいの煮汁がとれる)
絞った煮汁を再び小鍋に戻したら、B 砂糖200g、レモン汁大さじ2を加え混ぜ、弱火にかける。沸騰から約30分間加熱する。
水分が半分以下(糖度50%以上を目指す)になり、透明度が増して、ほんのりとろみがついてきたら完成。煮沸消毒した清潔な瓶に移して冷蔵庫で冷やす。冷えるとフルフルに固まる。
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2024/03/16 23:01
ぼく
手間抜き×めちゃうまレシピを 「作って描く!」 料理研究家兼イラストレーター 地元の菓子業界で4年半の修業の後、上京して何故かアニメ会社に就職。 映画やアニメの背景を描くアニメーターとして勤務。 2013年8月からSNS上に1日1枚投稿していたレシピイラストが話題となり、出版の話を頂いて、本格的に料理の世界へ。 著書となる「ぼくのおやつ」は、第一回料理レシピ本大賞 in Japan」のお菓子部門にて準大賞をいただきました