金木犀の季節がやってきました。4年前から金木犀をベランダで育てていたのですが、なかなか花が咲かず…去年引っ越して庭に植えたところ、メキメキ大きくなりたくさんの花が咲くように!!…ということで、今年は庭のお花で「金木犀ジャム」を仕込みました。 今まで金木犀のシロップや、オイル、お酒など様々なもの作ってきましたが、仕上がりの見た目・香りが一番良いのが「ジャム」でした。見た目も反則!可愛すぎる! 使用用途としては、パンなどに塗る!などではなく、杏仁豆腐やフルーツポンチのシロップに、紅茶やソーダ、サワーなどのお酒にひと匙たらす…などのように、ちょい足しで香りと花びらを楽しむのがオススメです。
・金木犀に小さい虫がついている場合があります。しっかり水洗いして下さい。 ・ペクチンはちょっぴり失敗(固まらない)しやすい材料!ダマになっていたり、加熱が90度に達してないと上手に固まらなかったり…かといって、加熱しすぎたり、レモン汁や砂糖が多すぎても固まらなくなるので注意が必要です。 ・金木犀の花びらに長時間熱を加えると、香りが逃げてしまうし、花のえぐみが出てくるので注意。 ・保存は冷蔵庫でお願いします。保存料などが入っていないので、できるだけ早めに使ってほしいですが、それでも未開封なら3か月は余裕で保存できるかと思います。そのためにも、瓶と蓋はしっかり煮沸消毒して下さい。
金木犀の花から、茎や萎れている花を取り除く。水でよく洗って、水けを切っておく。
小鍋にA 砂糖200g、ペクチン10gを入れてよく混ぜたら、水を少量ずつ加え、ダマにならないように混ぜる。
小鍋を弱火にかけ、軽く沸騰させる。(必ず一度、90度以上に温める)そこにレモン汁と洗った金木犀を加える。
弱火で3分加熱する。アクが浮いてくるようなら、丁寧にすくう。加熱後は煮沸した瓶に注ぎ、冷蔵保存する。
~ここからは長期保存したい方向け~ ❶ジャムが熱いうちに煮沸した瓶に注ぎ、蓋を閉める。 ❷ジャムの蓋下2cmまで沸かしたお湯に入れ、弱火で15分加熱する。 ❸軍手をしてジャム瓶を取り出し、更に蓋をきつく締める。 ❹蓋が下になるように逆さまに置き、15分待ってから、冷蔵庫で保存する。
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ぼく
手間抜き×めちゃうまレシピを 「作って描く!」 料理研究家兼イラストレーター 地元の菓子業界で4年半の修業の後、上京して何故かアニメ会社に就職。 映画やアニメの背景を描くアニメーターとして勤務。 2013年8月からSNS上に1日1枚投稿していたレシピイラストが話題となり、出版の話を頂いて、本格的に料理の世界へ。 著書となる「ぼくのおやつ」は、第一回料理レシピ本大賞 in Japan」のお菓子部門にて準大賞をいただきました