バーミキュラ鍋を使い『秋の味覚を堪能できる行楽日和レシピ』のテーマで、ローストビーフのルーベンサンドを作りました。保熱性の高い鍋の機能を活かし、余熱でローストビーフが簡単に作れます。「秋の味覚=イチジク、りんご、くるみ」も組み込んで、ニューヨーク名物のルーベンサンドにアレンジしました。甘味、酸味、塩味のハーモニーと秋のフルーツのみずみずしい食感が口いっぱいに広がります。
下準備での塩、こしょうは少し強めにすると肉の旨味が増します。調理前に牛肉を室温に戻して焼くこともポイント。肉の中心の生焼けを防いでくれます。鍋はしっかりと予熱してから焼くこと。予熱が不十分だと食材がこびり付きます。鍋底から自然と剥がれてくるまで裏返さないことも綺麗に焼くポイントです。 クルミパンをトーストすることによって、サンドイッチの具材との食感の違いを楽しめ、クルミの香ばしさも増します。
何も入っていないバーミキュラ鍋にフタをして3分程中火にかける。鍋の側面が触れないくらい熱くなったらフタを取りオリーブ油をひき、牛モモ肉を入れて肉の表面全体に焼き色をつける。にんにくを潰し加えて軽く炒めて肉にのせ、フタをして極弱火で5分加熱してから火を止めて余熱で30分加熱する。
肉を加熱している間にサンドイッチの具材をつくる。 キャベツとりんごを千切りにしてボウルで合わせ、サウザンアイランドドレッシングを加えてコールスローを作る。いちじくの皮をむき縦に5mm程の厚さにスライスする。クルミパンは1.5cm程の厚さにスライスしてトースター(1300w)で1~2分焼く。パンの表面がパリッとするくらいが目安。
牛肉を5mm程の厚さにスライスし、A バター もしくは マーガリン50g、粒マスタード大さじ1を合わせてクルミパンの片面にぬる。クルミパン4枚の上にコールスロー、牛肉、いちじくを順に重ねて、残りのクルミパンで挟み込む。
器に盛る。
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前澤 泰爾
長野県生まれ。 大学卒業後、メンズカジュアルブランドの販売員としてアパレル企業に就職。 ファッションコーディネートを学びながらも、料理の世界に興味を持ち、飲食業に転職。 都内飲食店にて調理業務に携わり、独学にて調理師免許取得。イタリア料理店、スペイン料理店、ハワイ料理店などの店長、料理長を経て、日々食材や料理、人と向き合う。 その後、今までとは違う角度や観点から料理の世界を学ぶため、祐成陽子クッキングアートセミナー54期生として、食に係わるコーディネート、スタイリングを学び、フードコーディネーターの資格を取得。