消化力が弱まっている時におすすめする消化に負担をかけない優しいアーユルヴェーディックなお粥です。 一番ベーシックなキッチャリーです。 基本的に夜または朝の内臓の活動が活発でない時間帯にとっていただくと良いと思います。 また消化不良や排泄が不規則な時に1日〜2日くらいかけて朝昼晩に、胃腸のクレンジングとしても食べていただけます。 今回のレシピにはお豆を使用していないので、たんぱく質が足りません。 お豆腐などを副菜として合わせていただくとバランスが取れるかと思います。
お野菜はどんなものでも応用できますが、冷蔵庫で余っているものでじゅうぶんです。 私はお弁当で型をとったあとに余った人参を使ったり、大根やカブの葉を使っています。 甘味のある重い野菜(かぼちゃ、さつまいもなど) 苦味のある軽い野菜(ケール、大根葉、カブの葉など) を合わせてあげるとよりバランスがとれます。
鍋を弱火にかけて材料の半分量の大さじ1のギーを入れる。 少し熱したら、クミンシードを材料の半分量の小さじ1、ブラックマスタードシードを入れて、スパイスの飛び散りを防止する為に、蓋を軽く閉めてスパイスを弾かせて香りをだす。
パチパチとスパイスが跳ねるのが落ち着いて静かになったら、カルダモンパウダー、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリックパウダー、昆布、岩塩を入れてオイルとスパイスを馴染ませる。
人参、さつまいも、生姜を入れて全体を絡め合わせる。 全体が馴染んだら水800ml入れて蓋をして20分煮込む。
浸水させていたバスマティライスの水を切り、別の鍋に残りのギー大さじ1と残りのクミンシード小さじ1を入れて香りを出したら、バスマティライスを入れて、水200mlを入れて強火にかける。 沸騰したら蓋を閉めて10分弱火にかける。 10分経ったら火を止め15分蒸らす。
バスマティライスの蒸らしが終わったら、野菜が入っている鍋に全て入れ、合わせて10分煮込む。 水分が足りなければ少し足す。
仕上げにお好みでパクチーやブラックペッパーをかけても良い。
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幸村亜美
◼︎ヨガ講師歴15年 ◼︎アーユルヴェーディックアドバイザー ◼︎フードコーディネーター ◼︎2児の母 家庭料理こそ、最古の処方箋。 私達の身体は食べたものから生成されます。 どのような食べ物を、どのような調理法で、どのような食べ方をするかによっても素材のもつエネルギーの還元率が変わってきます。 「食」を通して、家族の健康を守れるお母さんでありたく日々奮闘中。 ヨガとアーユルヴェーダの考えを通して長期的にみた心身の健康管理法をご提案致します。 どのようなものをどのように食べたら心身の健康を促すことができるのか?食から心身を整える為に食べものや食べ方のコツなども合わせて投稿していきます。