木の芽は山椒の葉です。 若葉が芽吹く春(4月~5月)が旬。 フレッシュで少しスパイシーな香りがする木の芽は、和食には欠かせない日本のハーブ♪ タケノコ、新じゃが、菜の花、春食材にぴったりな白みそを使った甘く清涼感がある「木の芽味噌」を作ってみましょう。 旬の時期になると場所にはよりますがスーパーでも大量に売られているのを目にします。地域によっては庭に生えているから取り放題!というお家もありますよね。軸から葉を外す作業は根気と時間が必要ですが、その時間も楽しんでいただければと思います♪この機会に是非作ってみて下さいね。
・軸が残ったり、硬い葉があると口触りが悪くなってしまうので、出来るだけ除いて下さい。 ・フードプロセッサーでも出来ますが、すり鉢の方がより滑らかな仕上がりになります。 ・味噌は「白みそ」を使ってください。合わせ味噌だとまったくの別物になってしまいます。
【軸から葉を外す】 木の芽(山椒の葉)を水洗して汚れを落とす。水気を切る。 軸から葉を外す(硬い葉は使用しない)。 これだけの量で1時間程度かかります。焦らず気長に作業しましょう。
【すりつぶす】 木の芽(山椒の葉)をすり鉢かフードプロセッサーで細かくすりつぶす。
A 酒大さじ2、みりん大さじ2をラップをせず、電子レンジ(500w)で1分加熱してアルコールを飛ばす。砂糖を加えて混ぜ溶かす。 ❶へ少しづつ加えてペースト状にする(木の芽が粗く残っていると舌触りや風味が悪くなるのでしっかりとすりつぶす)。
ペースト状になったら白みそを加え、全体に馴染むまで混ぜて完成!
【保存】 煮沸消毒した密閉容器に入れて3週間保存可能。 ※空気に触れている部分は時間と共に酸化して色がくすんでしまいますが、問題なく召し上がれます。気になる方は取り除いて下さい。
【木の芽味噌の美味しい使い方】 まずは定番の焼きタケノコに少し添えて召し上がってみて下さい!これぞ春の味!ご家庭で割烹料理屋さんの味が楽しめます! 蒸した新じゃがにのせてもオススメです。その他、鶏肉に塗って味噌焼きにしたり、和風パスタに少量トッピングしてもオススメです。普段のお味噌料理と同じようにお使い下さい!
390322
2020/06/12 17:02
三浦ユーク
料理研究家・sopa i vida 統括兼メニュー開発責任者・元寿司職人(アメリカ)
料理研究家、sopa i vida 統括兼メニュー開発責任者、元寿司職人(アメリカ) テレビ番組フードコーディネート、料理動画監修、企業レシピ考案、レストランメニュー開発、コラム執筆、料理教室、食イベントへの出演等。 得意ジャンルは、ちょっと気の利いたお酒のおつまみや居酒屋メニュー。 料理を作る時のモットーは「調和とアクセント」。全体のバランスを考えつつも、香り・食感・味覚を刺激するアクセントを加えることを意識しています。 料理は表現であり、感動と幸せを提供できる「エンターテインメント」だという想いで活動しています。作っていただいたレシピが「家庭の味」になり、代々受け継がれる様な愛されるレシピ作りを目指しています。