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Artist History

食卓を笑みでいっぱいにすることを目指して

#16 柴田真希

食卓を笑みでいっぱいにすることを目指して

NadiaのArtistにスポットを当て、ここでしか聞けない裏話や料理研究家さんの想いをお送りする「Artist History」。今回は、料理家、そして株式会社エミッシュ代表取締役・Love Table Labo. 代表と、経営者としても活躍されている柴田真希さんをご紹介します。プライベートでは一児のママであり、三足のわらじを履きこなしながらパワフルに活動されている柴田さんに、ここまでの道のりや、経営者・料理家としての想いをお聞きしました!

2019.07.30 update

フリーランスの料理家・管理栄養士として活動するようになるまで

shibata

私は、短大の食物栄養学科 を卒業して栄養士になり、新卒では社員食堂で給食管理をしていました。3年の勤務中に管理栄養士を取得し、退職。1社を経て食品の卸業の会社に転職し、約3年半スーパー向けのお弁当やお惣菜の企画・開発・営業に携わりました。国内外の工場を回ってお惣菜などの商品を開発し、全国のスーパーに提案営業をするようなお仕事です。当時は独身でしたから出張や残業が多い仕事でもとても充実して楽しかったのですが、このままでは結婚して子どもが生まれたら働けないな…とも感じていました。
私の目標は一生働くこと、やりがいをずっと持ち続けることでした。27歳の誕生日に、これから結婚して子どもができても働けるようになっていたい! そのために自分の力で働けるフィールドを作らなきゃ! と思って、収入に関してはほぼ無計画なままフリーランスになりました。無知だからできたなと今でも思います。会社を辞める1か月前からレシピなどを投稿するブログを始めて、そこから半年くらい経ってから、少しずつブログを通してお仕事をいただけるようになりました。2009年1月からブログの更新は1日も欠かしたことがありません。
一時期は本当に仕事がなくて、友達や家族にはすごく心配をかけたかと思うのですが、やる気にみなぎっているから、自分自身はただ突っ走るだけで(笑)、あまり不安にも感じていませんでした。たまたま運が良くて、独立して1年後にはテレビのお料理番組の出演や出版のお仕事のご依頼もいただけるようになりました。

経営者として目指していること

shibata

私は現在、管理栄養士・栄養士の専門家がレシピ開発や商品開発、料理撮影などの食に関する提案をする「株式会社エミッシュ」と、管理栄養士やフードコーディネーター、フードスタイリストや料理家をキャスティングする「Love Table Labo. 」を運営しています。
エミッシュとLove Table Labo. を立ち上げたのはほぼ同時期です。フリーランスになって3年半後、私が31歳の時でした。会社にした理由は自分がこうなりたいという「自己実現」から、社会にこんなメリットを生み出したい、みんなの夢を叶えたいという「社会実現」に変わったからです。エミッシュは「食卓を笑みでいっぱいに…」というミッションを掲げ活動しています。つまり、弊社が携わるお仕事で、「食を通じたさまざまな幸せ」をお届けしていきたいんです。

Nadiaが立ち上がったときは私もちょうどLove Table Labo. を立ち上げたばかりだったのですが、立ち上げを手伝ってくれていたNadia Artistの星野奈々子さんに「真希さんの仕事は NadiaとタイアップしてLove Table Labo. をもっと活性化することよ!」と言われて。「なるほど!」と思ってArtistとしての活動も始めました。

shibata

また、現在会社で企画から販売までを行っている雑穀のブランドがあるのですが、これにも強い思い入れがあります。この雑穀の素晴らしさを改めて知ったとき、雑穀好きが高じて、メーカーさんに雑穀畑を見せていただいたのですが、その時一緒に農作業まで体験させてもらいました。そこで農家さんが愛情込めて手作業で作っている姿にさらに感動してしまって。この雑穀を作る農家さんが製造部だったら、PR(広報)や商品開発、販売をするのが私なんじゃないか! と。

私は管理栄養士という職業でありながら、27歳までひどい便秘症だったんです。高校生の時から玄米や雑穀ご飯を食べる生活をしていたのですが、ダイエットばかり気にしていたので食べる量が少なかったのですね。
ある食のセミナーに参加して「炭水化物は太る食べ物じゃない!」と頭で理解してポジティブに雑穀ごはんをしっかり食べたらなんと3日で快便に! この時、私が今まで便秘で苦しんだのはこれを伝えるためだったんだ…と思ったんです(笑)。食品の卸会社にいた時の経験から物流についても把握していましたし、PB(プライベートブランド)商品を作る流れも経験していたため、ノウハウはありました。でもひとりで商品のデザイン発注からWEBサイト制作、物流会社との契約、さまざまな決済方法の契約など、何から何までやるのは本当に大変でした。今だったらできないかもしれません(笑)。

そして、これからもこういったいろいろな仕事を通して「食卓を笑みでいっぱいに…」という会社のミッションを積み重ねていければと考えています。

経営者・料理家・一児の母として

shibata

私は、仕事もしたいし、子育てもちゃんとやりたいし、プライベートも充実させたいし全部叶えたい! とすごく欲張りですが、諦めたくないから全力で取り組んでいます。夫や実家、会社のスタッフにもたくさんサポートしてもらい、それを受け入れてくれる環境があることにとても感謝しています。
最近は4時台に起きて仕事→家事→身支度や息子のご飯→8時に出勤という生活で、仕事以外の時間は息子と全力で向き合うようにしていますが、子育てなんて予定通りにいかないことばかり。大変な時は夫に頼ってしまうことも。わがままな私の言うことをよく聞いてくれているなと感謝しています。
料理家、管理栄養士、経営者としての仕事の面は、幅広くやっている分、勉強不足やスキル不足を感じることが多いです。今でもお料理教室に通ったり、セミナーを受けたり、自分が足りないと思っているところは補充するように努力しています。

より健康に近づける食事を目指して

shibata

Nadiaでご紹介するレシピも、管理栄養士として、毎日のご飯でより健康に近づける、バランスの整ったものにしていきたいと思っています。一般的なレシピより、野菜が多めだったり、塩分が適量(控えめ)だったり。
より多くの方に作ってみてほしいから、あまり複雑な調味料や食材は使わないようにしています。よく作るのは和食や中華、洋食、手軽に作れるエスニックも好きで…と、オールジャンル。
複雑な調味料を使わないとは言いつつ、手軽に手に入るスパイスなどを取り入れるのも好きなんです。例えば、クミンを少し加えるだけでお料理がワンランクアップしたり…。「なくても作れるけど、あったらより美味しくなるよ!」っていう提案は常にしていきたいと思っています。ちょっとした工夫やアレンジが加わると、毎日の食卓がもっと楽しくなりますよね。

また、時代の変化のスピードがどんどん早くなっています。家庭での食のスタイルも変わりゆく中で、常に作る人目線に立ち、多くの方にキッチンに立つことが楽しい、作って美味しい、しっかり食べて健康! と思ってもらえるようなレシピの提案をしていければと考えています。

Nadiaは「常に主婦の味方であれ」というミッションを掲げており、私も、また私の事業もその想いに通じるものがあるので、これからも一緒にいろいろなことに取り組んでいきたいと思っています。

写真:高橋 しのの

柴田真希さん、素敵な笑顔とお話どうもありがとうございました!

お気に入りのキッチングッズ教えてください!

お気に入りのキッチングッズ

「なでしこ健康生活」という超高圧発芽玄米炊飯器です。玄米を発芽させてから炊飯するので、玄米の時よりGABAなどの栄養が増え、高圧で炊き上げるのでとてもやわらかく食べやすくなるんです。最近はあずきを入れて炊き上げる酵素玄米ごはんも注目されていますが、炊き上げてから1週間くらい保存が可能なので、わが家では常に炊飯器には酵素玄米ごはんが炊きあがっていて、雑穀ごはんと酵素玄米ごはんが交互に出てくる感じです。すごく忙しいとお米をといでおくのも忘れてしまったりするのですごく重宝しています。何より栄養価が高いので本当に体調が良いです。パワフルな生活をこなせるのもしっかりごはんを食べているからだと思います!

matsuyama's profile.

柴田真希's profile.

㈱エミッシュ代表取締役。Love Table Labo. 代表。
女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。27年間悩み続けた便秘を3日で治した「雑穀」や「米食の素晴らしさ」を広めるべく、雑穀のブランド「美穀小町」を立ち上げる。現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーのコンサルティングや飲食店のメニュー開発プロデュースなどを手がける。

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