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Artist History

主婦目線の手間抜き料理で家族をハッピーに

#24 すがたなみ(菅田奈海)

主婦目線の手間抜き料理で家族をハッピーに

NadiaのArtistにスポットを当て、ここでしか聞けない裏話や料理研究家さんの想いをお送りする「Artist History」。今回は、日本テレビ『ヒルナンデス!』の「レシピの女王」で優勝し、第4代レシピの女王としても活躍する料理研究家のすがたなみ(菅田奈海)さん。主婦目線で簡単に美味しく作れる“てまぬき料理”を提案するすがたさんに、ここまでの道のりや移住先の北海道での生活、料理家としての想いを伺いました!

2020.03.25 update

グルメな両親の影響で料理好きに

sugatanami

もともと両親がグルメで、幼少期からいろいろと美味しい物を食べさせてもらっていたんです。小学生にフレンチのフルコースを食べさせたり、海外の有名レストランに連れて行ってくれたりした両親には、本当に感謝しています。 自分で料理を作るようになったのは、小学5年生のころ。うちは共働きだったので、お腹がすいたら目玉焼きや卵焼きを自分で作って、夕食前にご飯を食べるという、食いしん坊な子どもだったんです。また10代の頃から、『オレンジページ』や『レタスクラブ』などの主婦雑誌や、テレビの料理番組を見るのも大好きでした。ただ、昔の真面目なレシピ本はどうしても苦手で、レシピを見ながら作るというよりは、材料だけ見て自分流にアレンジをして味をつかんでいくやり方が多かったですね。

本格的に料理を始めたのは、実は2014年に日本テレビ『ヒルナンデス』の「レシピの女王」シーズン4に応募してからなんです……。それまでは普通に契約社員でオフィスワークをしていたし、料理は我流もいいところ。個人ブログで箇条書きにレシピを書いていたこともあったのですが、それも自分への覚書程度。お料理教室に行ったこともなかったですし、料理は日々頑張ってこなす程度でした。 それでもレシピの女王に応募したのは…この番組のファンだったからです! とにかく、こういうリアルヒューマンドラマ的なテレビが好きで。スポーツ番組の『SASUKE』も好きだったので、運動能力があったらそっちに行っていたかもしれないですね(笑)。 ちょうど夫の低糖質ダイエットに油揚げのハンバーガーを考えて作ったところだったから、「あ! これ誰も作ってないな〜、これならアイデアレシピかも?」と思って応募しました。同じ料理を作ってはレシピを起こすという作業をしたのも、この大会が初めてのことでした。

「レシピの女王」で優勝した後は、初のレシピ本『菅田さんちのぴーかんレシピ』を出版。それからは”てまぬき料理研究家”として、手間を省いて時短で美味しいレシピを考案しています。主な仕事は、メディア出演、レシピ本出版、企業へのレシピ考案、料理教室など。忙しい主婦に役立つ、簡単なレシピを発信しています。

北海道に移住し、食の美味しさにびっくり

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以前は東京に住んでいましたが、現在は北海道に移住しています。もともと、スノーボードが大好きで、毎年初滑りに北海道に行っていたんです。単純にスノーボードバカでした。それで子どもが生まれてからは、主人とも山や川が近いところで暮らしたいと話していて。もちろんスノーボード もやりたいから…と考えたら、北海道に住んじゃおうって話になりました(笑)。

ところが住んでみたら、北海道の雪にびっくり。何度も来たことがありましたが、旅行で来るのと住むのとでは大違いでした。しかも私たちが越してきたときは、何十年に一度の豪雪! 大きなランドクルーザーに乗っていたんですが、曲がり角に雪が山のように寄せてあって、曲がる先が見えないのにはびっくりしました。 あとは、食の美味しさにも驚き。誰もが「北海道はうまい!」と思っているでしょうが、住んでみて分かったのは、魚はもちろん、豚肉や鶏肉も美味しい。野菜も、東京で食べていたものと比べたら、雲泥の差がありました! 本当に移住して良かったと心から思います。

「美味しい!早い!楽しい!」料理がみんなの幸せに

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現在は、定期的に地元の夕方の番組に出演させていただいたり、企業のお料理教室に呼んでいただいたりしています。私のレシピは、映像向きだと思うので、テレビ出演もお料理教室も大変ありがたい仕事ですね。また、さまざまなレシピ本のレシピ考案にもお声をかけていただけて、そのたびにレシピ開発や写真撮影などもおこなっています。テーマや締め切りなどの制約があるとやる気がわいてくるタイプなので、ひとつひとつのお仕事に合わせたレシピを考えるのは性に合っているんですよね。

レシピ考案には、必ずその企業の思い、発信者の思いがあるので、それを形にするのは本当にワクワクする作業です。また、それだけに、「しっかり伝えられているのか」「考え方はずれてないか」、それでいて「ほかの誰にも考えられないレシピなのか」ということを突き詰めます。形にするまでは大変ではあるけれど、とってもやりがいがあるお仕事だなって思います。

レシピ開発のときに常に心がけているのは「主婦目線」であること。そしてモットーは「美味しい! 早い! 楽しい!」。「美味しい」というのはもちろん外せないんですが、そこにちゃんと「早い、楽しい」を組み込んでいきたいと思っています。 材料、時間、テクニックがあれば美味しいご飯は作れます。でも、主婦って、子どもが小さかったり、共働きだったり、とにかく時間も余裕もない。かといって、自分の幸せは子どもや夫の笑顔だったり…。だから、お料理を時短で美味しくすることって、実はお母さんにも家族にも良いことづくしなんですよ。

ときには子どもに協力してもらうことも

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子どもは小学6年生の息子と小学1年生の娘の二人。私はお仕事モードに入ると没頭してしまうので、子育てと両立できているかは自信がありません。お母さんとしてはそんなに立派なことはできないので、子どもたちにも「ママ、今月大変、こんなにたくさんお仕事入った」とスケジュール帳を見せて大変さを分かってもらい、「だから協力して」とお願いしています。新しいレシピの開発をしていると、考える時間が長くてご飯の時間になってしまって、近くのうどん屋さんに食べにいくということもしばしば。両立はできませんが、子どもたちにも一緒に協力してもらっています。それによって子どもたちもしっかりしてくれたり。「仕方ないな〜、ママは…」ってね(笑)。

もちろん子育ての悩みもありますよ。長男に限っては、いつも「今」悩んでいます。おむつが外れないとか、お友だちを叩いたとか、文字が鏡文字とか、授業中に落ち着きがない…。どれもお母さんになって初めてのことばかり。 今は高学年になって、勉強が大変になってきたので、いつもギリギリで教えています。もう久しぶりに、一緒にドリルを解いていますよ。まだなんとか教えられるレベルですが、勉強は積み重ね。毎日続けることの難しさを痛感しています。 子育てしていると、その都度「今の時期が大事なのでは?」という不安に駆られるんですよね。通常の生活でもそんな感じなので、立て込んできたときは…。いまだに解決策は分からないんです。テンパッてる母ちゃんを見て、しっかりしていただくことを願うばかりです(笑)。ただ言えることは、何事も一生懸命挑めば自分で納得できるってことですよね。

「料理のお仕事」はNadiaで教わった

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Nadia Artistになったきっかけは、ご縁ですね。私が料理家になるきっかけとなった大会で出会った栁川かおりさんと大本紀子さんが、先にNadia Artistとして活躍されていて、お声がけをしていただいたからなんです。それまで、お料理関係のお仕事をしておらず、どうやって活動をしていこうか迷っていたところだったので、とても良いきっかけになりました。Nadiaを通じて「お料理のお仕事」を教えていただいたようなものなので、お二人には感謝しかないです。

Nadiaでレシピを紹介するときには、できるだけ分かりやすくしたいのですが、それによって文章が長くならないように気を付けています。伝えたいことが多いほど分かりにくくなるので、そこは注意していますね。また、調味料や材料は極力少なくできるようにしています。たくさんの調味料を使わなければいけない場合「置き換える」ことで調味料を省いたり、材料はなるべく少なくしたり、できればメモを取らなくても作れるレシピを目指しています。

また、写真を撮るときは、食べるときの食卓がイメージできるようにお料理に取り皿やお箸などのアイテムを添えて、食べる前の雰囲気を感じられるようにしています。まさに、今、目の前にお料理が出てきたという感じが理想ですね。

今後は幅広い層へのレシピを考案したい

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今までは「子どもがいる主婦向きレシピ」がメインだったんですが、今後は、「手間を省いて美味しい」という点を強化したいです。それが家庭の定番になって浸透するように、自分のレシピを確立したいです。とくに作ってみたいレシピは、「ひとり暮らしの高齢者が気軽に野菜を摂れるレシピ」です。今、ちょうど義父がひとり暮らしをしているので、そういう方が楽しんでラクに美味しく作れるレシピも考案していきたいです。料理に限らず、いろいろやりたいという思いもあるし、作る側が楽しめるおもしろいレシピを発信できる料理家になりたいと思っています。

私は、Nadia ArtistとNadiaの関係がとても好きです。いつもお互いが良くなるように動いていて、いつも一緒ではないけれどどこかではつながっている。私もそのひとりとして貢献したいですし、将来的にはこのお仕事は菅田さんと言ってもらえるような料理家になりたいですね。

写真:高橋しのの  文:室井瞳子

sugatanamiさん、素敵な笑顔とお話どうもありがとうございました!

お気に入りのキッチングッズ教えてください!

お気に入りのキッチングッズ

◎コイズミ オーブントースター KOS-1215
トースターは、とても便利なアイテム。コンテストの優勝レシピのハンバーグを焼いたのもこのトースターでした。今の私にとっては手放せない存在で、焼肉、フライ、照り焼きチキンなど、お弁当はほとんど火を使わずに、トースター調理が常識になっています。もちろん、これでパンも焼きますよ。コイズミさんのこのシリーズは火力も大きく、庫内とトレーが広いので使いやすくて気に入っています。試作でだいぶ使い込んでおり、すでに3台めなんです。もし買い替えを考えている方がいたら、おすすめしたいです。

sugatanami's profile.

すがたなみ(菅田奈海)'s profile.

調理師・てまぬき料理研究家。第4代レシピの女王としても活動。二児の母でもある。炊飯器・トースター調理&オーブンを使わない簡単おやつ・低糖質レシピなどのアイデア料理が得意。

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