国連も注目しているスーパーフード、スピルリナ
みなさんは「スピルリナ」というスーパーフードをご存知ですか。「スピルリナ」は、藻(も)の一種で、30億年もの昔から存在しています。顕微鏡で確認すると、コルク螺旋状(スパイラル)の形状をしていることからその名前がついているそうです。
じつは古くから食用としても利用されていたのですが、現在、最も注目されているスーパーフードのひとつなのです。
国連機関にも「未来の重要な食糧」と発表されるなど、栄養やサステイナビリティ(持続可能性)の面で高く評価されている「スピルリナ」。
今回は、その栄養面と上手な利用の仕方について、ご紹介します。
たくさんの栄養素が含まれているので、野菜不足解消・ダイエットにも!
スピルリナは、高温でアルカリ性の高い湖で繁殖します。豊富な栄養素を含む秘密は、この動植物が育ちにくい厳しい環境を選ぶことも関係しているのかもしれませんね。
そして、その注目の栄養素は、クロロフィル、カロテノイド、フィコシアニンなどのファイトケミカル。それにビタミンB群、体内でビタミンAに変換されるカロテン、鉄分など。微量ではありますが、私たちの体になくてはならない微量栄養素を豊富に含んでいるんです。
また、細胞壁が薄いために、体内に入ったときに栄養素が吸収されやすいことも特徴です
さらにアミノ酸スコアも高く、たんぱく質の含有量が多いので、肉や卵などの動物性たんぱく質を控えている方にもおすすめです。
ですから、スピルリナは野菜不足の方やダイエット中の方、そのほか、栄養を効率よく摂取したい方におすすめのスーパーフードと言えると思います。
野菜不足の毎日に。スピルリナを使ったドリンクやおやつ
スピルリナには、タブレット(錠剤)型になったタイプとパウダー状にになったタイプがあります。料理に使いやすいのはパウダータイプですので、スピルリナパウダーを使ったレシピを3つご紹介しますね。
少量加えるだけで栄養価UP。スムージーに加えて。
フレッシュなフルーツと野菜を使ったスムージーをおうちで作っている方におすすめなのが、スピルリナパウダーを加えてみること。
濃い緑色の葉野菜とスピルリナを組み合わせることで、微量栄養素満載のスムージーに。より栄養バランスが整っていきます。写真は『りんごとミントのスムージー。スピルリナ入り』です。
スピルリナは少しの癖のある味なので、柑橘の果汁と、ナッツミルクやアボカド、バナナなどクリーミーにまとめる食材と組み合わせると、より飲みやすくなりますよ。
『りんごとミントのスムージー。スピルリナ入り』のレシピはこちらから
https://oceans-nadia.com/user/21918/recipe/134799
チョコレートに加えて、”スーパーフードおやつ”として楽しむ
スピルリナの独特の風味が苦手な方は、チョコレートの中に忍ばるのがおすすめ。溶かしたチョコレートに加えて冷やし固めるだけです。
写真は、『スピルリナ入りローチョコレートトリュフ』です。
ローカカオを使ったローチョコレートに入れて、より栄養価アップを狙ってもいいかもしれません。
ローチョコレートトリュフは、カカオと生ナッツを混ぜ合わせて作るスイーツ。ナッツの脂質やカカオの酸味・苦みに隠れ、スピルリナの存在感を感じないおやつになります。
『スピルリナ入りローチョコレートトリュフ』のレシピはこちらから
https://oceans-nadia.com/user/21918/recipe/134805
色鮮やかな青緑色の色付けとして使う
スピルリナパウダーは自然由来の天然着色料としても活躍します。
ヨーグルト、ナッツクリーム、ホワイトチョコレートなど、白くてクリーミーな食材と混ぜ合わせると、スピルリナの青みがかった緑色を引き出すことができます。
また、ミント味、抹茶味などのスイーツの色付けにもぴったり。色鮮やかな青緑色が楽しめます。
写真は、スピルリナを使った『チョコミントアイスキャンディー』。
ステビアパウダー、カカオニブ、ミントエクストラクトと一緒に、スピルリナをヨーグルトに混ぜ合わせたものを型に入れて冷やし固めるだけ。
もちろん、小さな紙コップや製氷皿でも作れるので、気軽に試してみてくださいね。
『チョコミントアイスキャンディー』のレシピはこちらから。
https://oceans-nadia.com/user/21918/recipe/134800
今回ご紹介したのはドリンクやスイーツですが、お味噌汁やふりかけなどの和食レシピに合うスピルリナ。ぜひ、日々のおうちごはんにアレンジしてみてくださいね。