良質な植物性たんぱくやオメガ6・3、ミネラルが豊富なヘンプシード
必須アミノ酸をバランスよく含むヘンプシード。比較的消化吸収に負担の少ない植物性たんぱく質が豊富なので、動物性たんぱく質と上手に組み合わせて、日々のごはんに取り入れていくとよいと思います。
また、必須脂肪酸であるオメガ6とオメガ3も含まれているのですが、注目したいのがその含有比率。その比率は3:1で、体内に取り入れたいバランスである4:1と近しいのです。
私たちの体は、外食や偏食などでオイルバランスが崩れやすいのですが、ヘンプシードはオイルバランスを崩しにくい食材と言えるのです。
そのほか、たんぱく質や脂質だけでなく、鉄、銅、亜鉛、マグネシウムなど、ふだんの食事では不足しがちなミネラル分も豊富なのも注目したいポイントですね。
ナッツ、パウダー、オイル。いろいろな形で楽しめます
ヘンプシードは、実の殻を取り除いた「ナッツ」、低温圧搾した「オイル」、粉末にした「パウダー」の3種類の形態で販売されています。
ヘンプの殻の部分を取り除いた実の部分がヘンプシードナッツ。様々な食材にそのままふりかけて食べられます。
ヘンプシードオイルは、低温圧搾(コールドプレス)によって抽出された製品がほとんどです。ドレッシングにしたり、パンにそのままつけても。こちらも様々な場面で使えます。
ヘンプパウダーは、オイルを抽出した後に残ったヘンプを粉砕し、粉末状にしたもの。こちらは、グルテンフリー対応のお菓子の材料などに使われることもあります。
今回は実の部分をそのまま楽しめる、ヘンプシードナッツを使ったレシピをご紹介しますね。
そのままふりかけるだけ。気軽に料理に加えられるヘンプシード
ナッツのように香ばしいくてまろやかな味が人気のヘンプシードナッツ。生のまま食べられるので、スムージーに入れたり、おにぎりやご飯などにふりかけるなど、お好みの使い方で楽しめます。
もちろん、加熱調理にも使えますが、今回は非加熱のまま楽しむローフードレシピを3品ご紹介します。
フルーツにふりかけて
食欲の無い朝は、くだものがメインの朝ごはんはいかがですか?
ヘンプシードを朝のフルーツプレートのトッピングとして使ってもおいしいですよ。
ココナッツフレークやチアシードなどと一緒にフルーツに乗せるだけで、ざくざくしたフルーツサラダを作ることもできます。
キウイ、ベリー類、メロンなど、お好みのフルーツと合わせて、フルーツプレートやフルーツサラダを楽しんでみてください。
●『キウイミントサラダ。ひよこ豆ホイップ添え』のレシピ
材料1人分
A.キウイフルーツ 2個
A.フレッシュミント ひとつかみ
A.ヘンプシード 大さじ1
A.キヌア 大さじ1
A.シナモンパウダー ひとふり
B.ひよこ豆の煮汁 1/2カップ
B.ステビアパウダー 1g
作り方
1.キヌアを鍋底に置き、火にかけてはぜさせる。ひよこ豆の煮汁とステビアパウダーをミルクフォーマーで泡立てる。
2.キウイの皮をむき、ペティナイフを中心に向かって角度をつけて差し入れて、横半分に切り分ける。
3.平皿に材料すべてを盛り付けて、できあがり。
くわしいレシピはこちらにも
https://oceans-nadia.com/user/21918/recipe/134825
スムージーにふりかけて
毎日のスムージーにヘンプシードを加えるだけで、さらに栄養価を高めることができます。
スムージーの食材と一緒に大さじ1ほどのヘンプシードをミキサーに入れて撹拌すればミルキーなスムージーに。
ヘンプシードをトッピングして、スプーンですくって食べるスムージーボウルにしてもおいしいです。
『バナナとオートミールのスムージーボウル』のレシピはこちらからhttps://oceans-nadia.com/user/21918/recipe/134861
サラダにふりかけて
ヘンプシードは生野菜にも合わせやすいスーパーフードのひとつです。グリーンサラダにも、コールスローサラダにも。
シンプルなドレッシングと合わせて、ヘンプシードの風味をぜひ楽しんでみてくださいね。
『柑橘とヘンプシードのコールスロー』のレシピはこちらから
https://oceans-nadia.com/user/21918/recipe/134872
ヘンプシードは和食にも合いますので、ごはんやお味噌汁にパラリとふりかけてもいいですよ。ぜひ、日々のお料理にヘンプシードを。