揚げたサバに、唐辛子の辛味をきかせた甘辛だれと黒こしょうをかけました。サバは薬膳では体を温め、血液サラサラ、アンチエイジング効果のある食品です。辛味の食材との相乗効果で、体を内側から温めます。秋から冬にかけて、女子の温活と美肌を考えたメニューです。
サバを揚げる時、最初は皮面を下にして揚げ返して、仕上げに皮面を上にして揚げると、皮面がパリッと仕上がります。【6】でたれがあまったら、さらに煮詰めて上からかけて下さい。
サバは三枚におろし、腹骨と小骨をとる。3~4センチの食べやすいサイズに切る。
A おろし生姜1/2かけ分、しょう油大さじ1、みりん大さじ2、酒大さじ1/2、輪切り唐辛子1つまみを合せ、サバを10分漬ける(たれはあとで煮詰めるので、漬ける時は小鍋を使うと便利です)。
【1】を軽くペーパードライをして片栗粉をまぶして、余分な粉をはたく(漬け汁はあとで使うので、とっておいてください)。
バーミキュラにサラダオイルを3cmくらい入れて中温に温め、衣をつけた両面サバを色よく揚げる。
【2】で残った漬け汁は、1/2弱くらいの量になるまで煮詰める。
揚げたての油を切ったサバを【5】にくぐらせ、皿に盛りつけ、お好みで黒こしょうをたっぷりかける。
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お天気ママ
季節の食養生研究家 ・国際中医薬膳師 ・気象予報士 ・健康気象アドバイザー 2児の母 薬膳教室「ベジフルキッチン」主宰 薬膳親子コミュニティー「季節の心と体をはぐくむ会」主宰 漢方の知恵を食事にいかした薬膳と、 季節や天気による体調変化を研究する生気象学をもとに、 日本の季節の食養生を提案する。 民間気象会社での勤務時代に従事した『ウェザー・マーチャンダイジング(気象情報を利用した販売促進)』業務をきっかけに、人の体や味覚が季節や天気によって変わることを知り、季節変化や天気変化に対応した食養生に興味を持つ。その後、北京中医薬大学日本校において薬膳を学び、現在は日本の気候にあわせた季節の食養生の提案をおもに行う。執筆、レシピ提供、コンテンツ作成のほか、自宅での料理教室や親子参加型の薬膳コミュニティー「季節の心と体をはぐくむ会」を主宰する。