ストウブ鍋でつくった筑前煮。水やだし汁は加えず、調味料と素材から出た水分のみで煮ます。
鶏胸肉は50℃洗いをすることでやわらかく仕上がります。塩分が素材に染み込むと糖分が入らなくなってしまうので、先にみりんや砂糖を加え、味が入ってから醤油を加えます。
[下準備] 鶏むね肉は50℃の湯に2分つけたあと冷水で2分冷やし、取り出して水気をふきとり、そぎ切りにする。ごぼう、にんじん、蓮根は乱切りにする。椎茸は軸を取り、4等分にする。スナップえんどうは筋をとる。
鍋に菜種油を入れて中火にかけ、鶏肉を入れて炒める。
にんじん、ごぼう、蓮根の順に炒め、しいたけを加えたら料理酒、みりん、甜菜糖を加えてさっと混ぜ、ふたをして5分煮る。
醤油を加えてさっと混ぜ、ふたをして弱火にし30分程度煮る。火を止めてスナップエンドウを加え、ふたをしてそのまま冷ます。
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星野奈々子
フードコーディネーター。慶應義塾大学卒業。 日本IBMにてITエンジニアとして働きながら本格的に料理の勉強を始め、退社後にル・コルドン・ブルー代官山校 フランス料理ディプロマを取得。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、独立。フレンチから和食、エスニックと幅広いジャンルを得意とし、企業や雑誌のレシピ開発、フードスタイリングを中心に活躍。近著は『スープ・ポタージュ・チャウダーの本』『スープジャーでほめられべんとう』(エイ出版社刊)。