保水率・抜群。ぷるぷる植物性のコラーゲン!「白きくらげ」は、乾燥する季節の潤いづくりに欠かせない、お手当食材です。薬膳デザートにスープ、サラダや炒め物など色々な料理にアレンジが可能。購入したら一袋まとめて下茹でしておけば、いつでも手軽に使えます。 【薬膳メモ】 白きくらげはキノコの仲間で、食物繊維もたっぷり。美肌効果は有名ですが、実は、肺やノドなどの呼吸器を潤すもの得意。ノドの渇きを抑えたり、乾燥性の咳を落ちつかせる作用があるので、空気が乾燥する季節に重宝する食材です。
乾燥した白きくらげは、品種や保存状況によって乾物臭が強いこともあります。一度茹でこぼしをしてもまだ臭いが残っている場合は、再度繰り返すことで臭いがやわらぎます。ひと手間かかりますが、シンプルな味付けのスイーツなどに使う場合は、この工程を行うことで断然おいしくなります!
白きくらげ(乾燥)を水に戻し、汚れを落とる。
鍋に水を入れて沸騰させる。白きくらげを入れて5分茹でる。ザルに上げて水を切る。乾物臭が残っている場合は、水を替え、再び5分茹でる。
石づきの固い部分を取り、一枚のサイズが大きいものは手で割る。
【保管方法】 冷蔵で保存する場合は翌日まで。冷凍すれば1カ月は保存可能です。使いやすい分量にわけて保存用袋に入れると便利です。
【おすすめレシピ】 美肌効果も抜群!乾燥する季節のお手当レシピ【白きくらげと梨のはちみつ煮】 https://oceans-nadia.com/user/597063/recipe/422882 ★冷凍保存した白きくらげは解凍不要。凍ったまま鍋に入れればOKです。
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おうち薬膳 村上華子
国際薬膳師|薬膳料理研究家│フードコーディネーター ヨガインストラクター│小学生男子のママ 薬膳とヨガの教室 【季結び庵(ときむすびあん)】主宰 私が薬膳の勉強をはじめたのは、子どもが3歳になった頃でした。ヨガインストラクターとして日々体を動かす生活を送っていたので、自分は健康だと過信していたのですね。育児に仕事、目の前の対応に追われて、自分の食事をおろそかにしていました。そのツケとしてやってきたのが、寝ても疲れが取れない極度の貧血。体は悲鳴をあげていました。どんなにヨガや運動をしても、体に必要な栄養を取らなければ、ガス欠の車と同じで走ることはできません。そこで取り入れたのが、薬膳の知恵でした。 <薬膳のアプローチはいたってシンプル> ・足りないものを補い ・不要なものは排出し ・つまりを巡らせる その時の体調にあわせて食材を選び、体を整えます。とはいえ「特別な食材が必要」「難しそう」というイメージはありませんか? 実は、スーパーなどで手に入る身近な食材で、無理なく作れるのです。 薬膳の理論では「すべての食材に効能がある」と考えます。その効能を最大限いかすためには、食材の組み合わせと、ちょっとした調理のコツを知るだけ。みなさんにお伝えする料理のレシピには、これらの知っておくと便利な【薬膳メモ】も紹介していきますね。 おいしく、かしこく食べて元気になれる薬膳ごはんを、まずは自分のために。そして、家族や大切な人のために作ってもらえたらうれしいです。