突然、寒気を感じた時、どんなケアをしますか?「風邪のひきはじめには葛根湯」という有名なフレーズの通り、早めのお手当が肝心です! 市販の「葛根湯」はマメ科の植物、葛の根(葛根)が主成分。生姜やシナモン、その他、様々な漢方生薬が配合されていますが、実は、自分でも“即席の葛根湯”が作れるんです。材料は「葛粉・生姜・シナモン・黒糖」があればOK~!とろりとした優しい口当たりが、きっと心まで温めてくれますよ。 【薬膳メモ】 葛粉は筋肉のこわばりや肩こりの改善にも使われます。生姜は発汗作用。シナモンと黒糖は体を内側から温めます。
鍋に葛粉と水(レシピの分量のうち大さじ2杯分)を入れて葛粉の粒を溶かす。
弱火にかけながら、木べらや小さな泡だて器を使い、ダマができなように全体をよく練る。とろみが出て、色が透明になるまで加熱する。
黒糖(粉末タイプ)とシナモンパウダーを加えて混ぜる。
火を止めて、生姜のしぼり汁を加えて混ぜたら完成。温かいうちに召し上がって下さい。
・とろりとしたなめらかな口当たりを楽しむためには、葛粉のダマをつくらないことが最大のポイントです。少量の水で葛粉の粒を溶かしてから、火にかけてよく練り混ぜて下さい。 ・生姜の発汗効果は長時間の過熱で弱まってしまうので、必ず火を止めてから加えましょう。 ※薬膳の効果を期待するためには「本葛粉(本葛100%使用)」の表記があるものをご使用下さい。 ※虚弱体質の方が発汗するとだるくなることもあるので、比較的体力のある方向けのお手当レシピです。
レシピID:423698
更新日:2021/10/19
投稿日:2021/10/19