大阪の老舗和菓子店の茶寮で出されている定番メニューの湯葉丼を、自宅でも再現してみました。 少しでもお店の味に近づけるため、ここでは昆布と削り節でだしを取りますが、もちろん市販のだしでも充分美味しくお作りいただけます。 体調が悪いけど、おかゆでは少し物足りない、栄養をつけたい時などにもぴったりの、体に優しい味です。
卵は火を通し過ぎるとふわふわ感がなくなるため、卵が固まりかけたら火を止め、余熱で固めるぐらいにしてください。 片栗粉の代わりに吉野葛を使うと、さらに上品で優しい味に仕上がります。 市販のだしを使う場合は、だし220mlをご用意いただき、工程2から始めてください。 海苔やわさび、麩なども良く合います。
水に昆布をつけ、30分以上(できれば数時間)おく。
鍋に昆布をつけた水を入れて火にかけ、沸騰しかけたら昆布を取り出す。 かつお削り節を加え、沸騰したら1分ほど煮立たせ、火を止める。 削り節が沈んだら、こし器やキッチンペーパーでこす。
三つ葉は茎と葉の部分に切り分ける。 鍋に湯(分量外)を沸かして塩少々を加え、三つ葉を茎から先にゆでる。 茎を30秒ほどゆでたら葉を加え、1分ゆでる。 湯から引き上げて冷水にさらし、ザルにあげて水気をきる。 2cm長さに切りそろえる。
浅鍋に、1でとっただしの200ml、砂糖、うすくちしょうゆを合わせて火にかける。 沸騰したら生湯葉を加え、弱火で1分煮る。 片栗粉を倍量のだし(だしがたりなければ水を足す)で溶き、沸騰しているところに加えて混ぜ、とろみを出す。
卵を溶きほぐして加え、サッと火を通す。 器にご飯とともに盛り、2の三つ葉、すりおろししょうがを添える。
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Yukiyo
スポーツを頑張る子供たちへの食でのサポートで、栄養バランスを考えた献立を長年作ってきました。 今では栄養バランスは外さず、家族の笑顔が増えるような華やかで心躍る食卓を心掛けています。 そのために日々の献立だけでなく、まだ見たこともない国内外の食材や調味料を探求し、世界の美味しい料理をおうちでも簡単にできるレシピを考案しています。 お料理好きな皆様には旅行気分で楽しみながら、料理にまだ慣れていない方にも上手にお作りいただけるよう、丁寧でわかりやすいレシピを目指して書いています。 レシピを通して、料理を作る楽しさ、そして美味しさを共有させていただければ、光栄です。 大阪市在住