フランスでは2月2日、La Chandeleur(ろうそくの祝別の日)にクレープを家族や友人と一緒に食べる習慣があります。1年の幸福と繁栄を祈り、手にコインを握りしめながらクレープを焼きます。 私もホームステイ先のマダムの家でご馳走になりました。恵方巻もいいですが、お家でクレープもおすすめです! 私のおすすめクレープの食べ方は「バター&砂糖&レモン汁」です!
ポイント①はバターを溶かさず、クリーム状にしてから生地と混ぜ合わせること。こうすることでバターが分離せず、上手に生地を作ることができます。 ポイント②は生地をしっかり休ませること。休ませることで、グルテンが形成し薄くクレープを焼く事ができます。(クレープは薄く焼くのがフランス式です。) ポイント③は少し強めの火加減で焼き上げるとこ。クレープ=ちりめん生地に由来しており、ちりめん生地のように焼き色をつけます。弱火で焼くとのっぺりとした仕上がりになってしまうので、強めの火加減で焼き上げましょう。
バターはクリーム状に柔らかくしておく。
ボウルに小麦粉、塩、砂糖を加え中心をくぼませる。 くぼませたところに卵を加え中心から、泡だて器で小さな円を描くように少しずつ粉類と混ぜ合わせる。
クリーム状に柔らかくなったバターを加え、均一に混ぜる。牛乳を少しずつ加え溶きのばしていく。 1晩冷蔵庫で休ませる。
フライパンにサラダ油少々(分量外)を加え、強めの中火で熱する。ペーパータオルで余分なサラダ油をふき取る。
レードルで生地を一杯分すくい、フライパンの中央に流し入れる。この時、左手はフライパンを大きく反時計回りに回す。
1分ほど焼いたら、ひっくり返し反対側も30秒~1分ほど焼く。クレープを取り出し粗熱を取る。 生クリームやイチゴを使って器に盛り付ける。
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加藤巴里
料理家。脇雅世の次女。株式会社トワ・スール所属。 フランス・パリの料理学校、フェランディー校で学んだ後、料理と製菓のフランス国家資格C.A.P.を取得。調理師免許、SSI利き酒師、JSAソムリエの資格を持つ。自身の料理教室を東京・神楽坂で開催 私のレシピは数字だけでなく、作り方も是非読んでください。再現性をあげるため、母から受け継いだコツやポイントも記載してます!