ショソン・オ・ポムは、折り込みパイ生地でりんごを包んだフランスのパイ菓子です。パイ生地もしっかり焼き色をつけることで、香ばしく香り高い仕上がりになります。 サクサクのパイ生地に、熱々のりんごのコンポート最高に美味しい一品です☺︎ *ショソンとはスリッパの意味で、形が似ているところから名付けられたそうです。 ★手作りりんごジャムの作り方は「りんごジャム」をご覧下さい⏬ 【りんごジャム】 https://youtu.be/WvDFfI5HJL8 ★折り込みパイ生地の作り方は「パイ生地の作り方」をご覧下さい⏬ 【パイ生地の作り方】 https://youtu.be/2nlnTqs70l4
▶️食感の違うアップルフィリングとジャムの2種類を中に入れて包みました。 ▶️パイ生地は、型を押し付けて抜くと焼き上がりの際、生地の立ち上がりが悪くなりますので、包丁でカットするといいです。 ▶️りんごは形が崩れにくく、酸味のあるりんごが向いてます。日本の品種ですと、ふじ林檎、紅玉などがおすすめです。 ▶️バニラの鞘の代わりに、バニラエッセンスでも代用可 ▶️パイ生地は冷凍でもOK ▶️ツヤ出しのシロップの代わりに、あんずジャムなどを塗ってもOK
<アップルフィリング> りんごは皮を剥き、種を取り、7mm角に切る。 *大きさを揃えることで、火入れが均等になります
熱したフライパンに無塩バターを入れ、りんご(2/3量)を加え、炒める。
蓋をして蒸し焼きにし、底が焦げないように時々混ぜる。
バニラのさやを縦に切り、種をこそげとり、さやはフライパンへ。 *香りを移ります
りんごがしんなりしてきたら、ブラウンシュガー、レモン果汁を加え、炒める。
残りのりんご、バニラビーンズを加え、炒める。 *食感を変えるために2回に分けて加え炒めます
蓋をして蒸し焼きにし、後から入れたりんごが柔らかくなったらバットなどにあげ、冷ます。
<パイ生地> 三つ折りを2セットした状態で休ませていたものを最後の1回は使用する大きさまで伸ばす。
直径12cmの型、6個分がとれる大きさに伸ばし、厚さ約3mmになったら、1時間冷蔵庫で休ませる。
台に打ち粉をして、中央をめん棒で薄く伸ばし、冷蔵庫で約30分休ませる。
<組み立て> 中央を再度薄くめん棒で伸ばし楕円にし、全体に刷毛で水を塗る。
生地の中央にジャム、フィリングをのせ、二つに折り、縁の接着面をしっかり押さえる。 *りんごの入っている部分は押さえないように注意 *りんごの量が多いと破裂する恐れがあります
冷蔵庫で約30~45分休ませる。 *表面に模様を入れるので生地を十分冷やしてください
冷えたら返し、平らな面を上にし、A 生クリーム適量、卵黄1個を全体に塗る。 *生地が柔らかくなるので手早く作業すること
包丁で斜めにラインを入れ、模様を描く。 *焼き上がりに生地が裂けることがあるので、優しく描くこと
竹串等で空気穴を開け、200℃に予熱したオーブンで10分焼き、その後温度を下げ、180℃で30~40分焼く。
焼き上がったらケーキクーラーにあげ、熱々のうちに刷毛でシロップ塗る。
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cuisine & trip
フランス三ツ星店現役のプロの料理人です。 家族や知人に振る舞うちょっと手の込んだ料理や、簡単でパパッとできるファスト料理まで幅広く公開してます。 ジャンルに囚われずに、フランスの食材と戯れたいと思います。