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突然ですがみなさん、パンチェッタってご存じですか? パンチェッタとは、豚バラブロック肉を塩漬けにして、乾燥・熟成させたもの。塩分濃度が高めなので、ベーコンのようには食べることができないのですが、うま味やコクがたっぷりなので、細切りにしてパスタやスープの具として使うととっても美味しい一品に仕上がります。 パンチェッタは本来、1か月近く熟成させて作るものなのですが、実はどこのお家にもある「冷蔵庫」を使用すれば、だいたい10日程で自宅で美味しく作れちゃう!…欠点があるとしたら、冷蔵庫の一角を占領することでしょうか(笑)
・料理の前に今回一番大事な作業…それは除菌です。生の豚肉を火を使わずに扱うので、雑菌が湧くと大変!だから使用する調理器具をきれいに洗って水けを完全にふき取るのは勿論、可能なら調理用除菌スプレーを使用してふき取るのがおすすめです。 ・漬ける日数は3日と書きましたが、実はこれ、多少ずれても大丈夫で…自分は調理を忘れて5日程漬けることもあります(笑) ・2~3日で使う分はラップで包んで冷蔵庫へ。その他は使いやすいサイズにカットして冷凍保存して下さい。 ・自家製なので必ず加熱してから食べてください。これ絶対!そもそも豚肉も鶏肉も生食ってかなり危険!(サルモネラやカンピロバクターなど)パンチェッタに加工したからといって、生ハムのようにうす切りにしてよいのでは?なんて考えは捨てて下さい。そういう人は作っちゃダメです!
調理器具を一通り綺麗に洗い、しっかり水分をふき取っておく。可能ならキッチン用の除菌スプレーを使用する。
豚バラ肉全体にフォークで穴をあける。
お肉全体にA 塩50g、お好みのハーブ適量、黒胡椒適量をまぶす。(塩の目安は、お肉の重さの10%)今回、ハーブはローズマリー+バジルを使用した。
お肉をバットに入れてラップをし、冷蔵庫で3日間漬ける。途中、赤い肉汁(ドリップ)が出てきたら捨てる。
豚肉を流水でしっかり洗い、塩とハーブをざっくり落とす。大き目の容器(フライパンでも◎)に豚肉を入れたら、流水で15分ほど塩抜きをする。
キッチンペーパーなどでしっかり水分をふき取り、網などの上に載せ、冷蔵庫で1週間乾燥させる。(定期的に上下を返す)カチカチになったら完成。
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ぼく
手間抜き×めちゃうまレシピを 「作って描く!」 料理研究家兼イラストレーター 地元の菓子業界で4年半の修業の後、上京して何故かアニメ会社に就職。 映画やアニメの背景を描くアニメーターとして勤務。 2013年8月からSNS上に1日1枚投稿していたレシピイラストが話題となり、出版の話を頂いて、本格的に料理の世界へ。 著書となる「ぼくのおやつ」は、第一回料理レシピ本大賞 in Japan」のお菓子部門にて準大賞をいただきました