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前回、ジップロックで漬ける梅シロップをご紹介させていただきましたが、今回も懲りずに梅シロップのレシピです。突然ですが…梅シロップって漬ける時間長くないですか?梅仕事をした後、子供たちが毎日のように「まだできないの?」と聞いてきます。きっと、同じように「こんなに待てないよ~!」と思う方がいらっしゃるはず! この梅シロップ、たった一日でできます! しかも、梅の実はふっくらとろとろに仕上がります。一口飲むと、蜂蜜のコクと優しい風味が鼻に抜けていく絶品シロップ!日持ちは冷蔵庫で1週間くらい。余ったシロップと梅の実は、ジップロックに入れて冷凍保存できちゃいます。
・前回ご紹介した、氷砂糖で漬ける梅シロップは、発酵しにくい「青梅」を使用していますが、今回はより美味しく梅の実を食べられる「南高梅」を使用します。 ・梅を加熱する際、決してぐらぐら沸騰させないように注意してください!(梅の実の皮が破れてしまうため) ・写真では氷砂糖を使用していますが、グラニュー糖でもOKです。なんなら氷砂糖はめちゃくちゃ溶けにくいので、あまりお勧めしません!笑(氷砂糖は他の砂糖よりも純度が高く、すっきりとした甘みで素材の風味を引き立てるのに適している…ので、自分は氷砂糖を使っています。) ・今回は砂糖800g:蜂蜜200gの割合で加えていますが、この割合を変えてもらってもOK!たとえば、砂糖500g:蜂蜜500gで作ると、かなり蜂蜜の風味が濃い梅シロップに仕上がります。 ・自分は冬までシロップを残しておいて、日本酒と梅シロップを混ぜて、熱燗にして飲むのが好きなんだ…(冷凍庫で半年は余裕でもちます。)
南高梅をやさしく洗い、水分をしっかりふき取る。爪楊枝や竹串を使って、青梅のヘタを取り除き、全体に穴をあける。
鍋にたっぷりの水と南高梅を入れ、弱火にかける。ぎりぎり触れるぐらいの熱さになったら(50~60度)、ぼこぼこ沸騰させないように気を付けながら15分間加熱する。
梅がつぶれないように、低い位置からそっとザルにあけて、水切りをする。
鍋にA 好みの砂糖800g、蜂蜜200g、水700㏄を入れて弱火にかけ、砂糖を煮溶かす。途中、あくがでてくるようなら取り除く。
砂糖が溶けたら南高梅を加え、キッチンペーパーで落し蓋をする。先ほど同様、ぼこぼこ沸騰させないように気を付けつつ、弱火で20分加熱する。時々、スプーンでシロップをすくい、全体に回しかける。
常温になるまで冷まして完成。
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ぼく
手間抜き×めちゃうまレシピを 「作って描く!」 料理研究家兼イラストレーター 地元の菓子業界で4年半の修業の後、上京して何故かアニメ会社に就職。 映画やアニメの背景を描くアニメーターとして勤務。 2013年8月からSNS上に1日1枚投稿していたレシピイラストが話題となり、出版の話を頂いて、本格的に料理の世界へ。 著書となる「ぼくのおやつ」は、第一回料理レシピ本大賞 in Japan」のお菓子部門にて準大賞をいただきました