SHIORI
料理家プロフィール
料理家、フードコーディネーター。 2007年に出版した『作ってあげたい彼ごはん』(宝島社)は著書累計400万部を超える。
「若い女の子にもっと料理を楽しんでもらいたい」をモットーに活動し同世代女性に高い支持を得ている。代官山に料理スタジオL’atelier de SHIORIを構える。
SHIORIさんのレシピ
ヤミー
料理家プロフィール
世界中のお料理を3ステップの簡単レシピにしてお届けする料理研究家。
雑誌やTV、企業のレシピ開発などで活躍の他、著書多数。輸入食材の知識を生かして、世界中の料理を日本の家庭で作れる簡単レシピにするのが得意。
ヤミーさんのレシピ
このたびはBAKU BAKUと「ふ・あん」を食べよう!レシピコンテストにたくさんのご応募をいただきましてありがとうございました。フードコーディネーターのSHIORIさん、料理研究家のヤミーさんも「なるほど!」と唸るレシピも多数!レシピコンテスト審査会場では実際に調理し、全員で試食、厳正なる審査をもって各賞を決定させていただきました。
グランプリに選ばれた皆さま、各賞に選ばれた皆さま、おめでとうございます!!
オリックス・バファローズ 駿太選手プロデュースメニューに採用!
カロリーお麩~!汁なし担々麵
福原由梨様
※メインメニューに採用
お麩と餡子のかぼちゃティラミス
Y's様
※スイーツメニューに採用
※京セラドーム大阪にて発売します。
※販売時期・販売場所は後日発表します。
おせち(暗闇坂『宮下』 3万円相当)
オリックス・バファローズ春季キャンプ2017 in 宮崎 特別ご招待券(ペア、宿泊付き)
アン☆メリカンドッグボール
とさかりえ様
先着300名様 マグネット付き BAKU BAKUぬいぐるみ
※2レシピ以上の投稿者 先着100名様には「立つしゃもじ」をプレゼントします。
しのはら じゅんこ様、ゆう様、Taruya(となりんりん)様、toMoko様、カリン様、Marble様 ・・・他300名様
ふだんあまりメインとして見られていない麩と餡。実はどちらも歴史があり、知れば知るほど奥が深い食材です。
この機会にBAKU BAKUと一緒に学んでみましょう!
麩は小麦粉をねって作られます。加工の仕方によって焼麩、揚げ麩、生麩など、形や製法、生産地によって名前が異なり、全国に約100種類(!)あると言われています。
また、一見地味な麩ですが、実は主役にもなれる食材で、栄養も豊富なんですよ。
まず、低カロリー高タンパク質であること。そのため麩は昔から修行僧の精進料理として重宝されてきたのだとか。さらに栄養素が多く、鉄分とプロリンを特に多く含んでいるそうです。プロリンとは、コラーゲンを生成する機能を活発にする成分のこと。美容や健康に良いとされています。
種類が多く、優秀な食材である麩。あなたの生活にも麩を取り入れてみませんか?
餡とはそもそも「詰めもの」の意味があり、聖徳太子の時代に肉餡が入った中国菓子が伝わったと言われています。餡に小豆が使われるようになったのは鎌倉時代からとされています。
甘味の餡は、豆(小豆・白インゲン・枝豆など)、芋(さつまいも)、栗、くるみ、黒ごま、梅などの豆や野菜が使われることが多く、和菓子とともに発展してきた食材です。砂糖のおかげで日持ちしやすく、最近では災害食としても注目されています。
色も味もバラエティー豊かなので、作りたい料理によって使い分けて、いろんな餡を楽しんでみてくださいね。
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ここは石川県金沢市にある麩中(ふなか)さんの工場!金沢では昔から麩の生産が盛んで「加賀麩」と呼ばれているんだよ。
麩中の2代目 中田社長に「生麩」と「麩まんじゅう」の製造を紹介してもらうね♪
▲ 生麩の原料は「小麦グルテン(小麦粉と水を混ぜ合わせ、でんぷんを分離させて残ったタンパク質)」と「もち粉」。その日の気候や小麦粉の質に合わせて、生地を寝かせる時間を変えているんだって。これは「よもぎの粉」を加えたもの。さあ、いまから機械で練っていくよ~。
▲ これが練りあがった生地。こんなに伸びるなんてびっくり!生地がとても柔らかいから、手にまとわりつかないように手早い作業が求められるんだって。
▲ 柔らかい生地を切り分けて、さっとお湯にくぐらせて扱いやすくしてから生麩用の型に詰めるんだよ。今回はプラスティック製だけど、紅葉型の生麩を作るときは特注の木型を使うんだって。見てみたかったね~。
▲ 生地を詰めた型を蒸し器に入れて、より弾力がでるように熱を加えるよ!蒸気が充満した機械の中は熱いから、生麩の出し入れは慎重にしないとだね。気をつけてね!
▲ 10分ほど蒸したら、冷水で締めて完成!ほら、”ぷるっぷる”の生麩ができあがったよ!
▲ 「麩まんじゅう」を作るときは、生地を一口大に切り分けて「あん(餡)」を包んだものを茹でるんだ。麩中さんでは毎日2,500個も作っていて、経験豊富な職人さんになると、手の感覚で生地の重さがわかるらしく、計量器いらずなんだって。すごいね~!
▲ できたての麩まんじゅうをいただきま~す♪モチモチしているのにのどごしツルリとしていておいし~い!麩は植物性タンパク質で低カロリーだから、もうちょっと食べても大丈夫かな…。もう一個食べちゃお♪
作り方はシンプルだけど、一つ一つの作業に職人さんの技が光っているよね!その日の気候や小麦の種類によって考えながら作っていく工程は、長年の経験があるからこそなんだろうなぁ。
それにしても、できたての生麩が本当においしくて感動しちゃった!
中田社長は、高級なイメージの「生麩」をもっと身近に感じてもらって、家庭でもどんどん使ってほしいと考えているんだって。「生麩」を使ったレシピも紹介しているので、みんなも料理してみてね♪投稿も待ってるよ!
▲ 茨城県にある東京製餡の工場に来たよ!案内してくれるのは東京から駆けつけてくれた営業部の菊田さん。昔、おばあちゃんがよく「おはぎ」を作ってくれたから、今でも"あん好き"なんだって♪
▲ これは北海道産の小豆だよ。粒がそろっていてきれいだね~。一般的によく知られているのは「小豆あん」。東京製餡では、この小豆を一日に300〜500kgも使って、「こしあん」や「つぶあん」を作っているんだよ!
▲ 今日は「こしあん」の作り方を教えてもらったよ!小豆を洗浄して一晩浸水した後、この大きな釜で1時間ほど煮るんだ。このとき大事なのは『水の量』!水が多すぎると小豆の風味が煮汁に移って、あん自体の味が薄くなってしまうんだって。
▲ 小豆が柔らかくなったら機械で皮を取り除き、そのあと布袋に移して脱水作業へ。さぁ、側面から圧力をかけてどんどん水分を出していくよ~。
▲ 脱水してホロホロになった状態を「生あん」と言うんだ。味はほとんどなくて、ほんのりと豆の香りがしたよ。和菓子屋さんの多くは「生あん」作りが大変だから、買った「生あん」をお店の味に整えているんだって。
▲ 生あんに砂糖と水を加えて練ると「こしあん」になっていくんだよ!写真は高温で練り混ぜながら水分を飛ばしているところ。わぁ~、甘い香りがしてきた!
▲ 練り具合を調整して、仕上がりをチェックするのはこの道20年の職人さん。あと20分くらい練る必要があるらしいんだけど、ボクには完成のようにしか見えなかったよ。早く食べた~い!
▲ 東京製餡では「こしあん」や「つぶあん」の他に、「うぐいすあん」や「ごまあん」「マロンペースト」も作っていて、隣接する関連会社でそれらを使ったオリジナル和菓子も販売しているんだ。どれも美味しそう!いただきま~す♪
工場に入ったとたんに甘い香りが漂ってきて、幸せな気分になれたよ。ベテランの職人さんたちが40年物の機械を慣れた手つきで動かしてあん(餡)を作っている姿に歴史を感じたな~。
戦後の甘いものが少なかった時代、東京製餡のあん(餡)は多くの人に喜ばれていたんだって。近年はあん(餡)の消費が減っているらしいけど、昔と変わらないおいしさを届けてくれているんだよ。
ボクはすっかりあん(餡)のファンになっちゃった!
株式会社東京製餡
創業88年の製餡メーカーとして、常に品質第一を掲げ“おいしさ”を追求しながらも、時代に適した多様なニーズに応えてまいります。
「おいしくてからだにもとってもいい。そんなあんこの良さを皆さまにもっともっとお伝えしたい」創業以来の私たちの願いとして毎日心をこめてつくっております。
株式会社麩中
鮮やかな色と細工が特徴の「加賀生麩の元祖」の会社です。加賀生麩は四季折々の料理を引き立てる存在として、加賀料理と共に独自の進化を遂げてきました。
歴史ある麩づくりを継承しつつ、時代の変化を受け入れながら麩の生産・販売を続けます。
辻学園調理・製菓専門学校
辻学園調理・製菓専門学校は1917年に設立した日本初の料理学校です。
100年の歴史と最先端の技術を駆使し、調理・製菓・栄養に取り組んでおり、シェフ・パティシエ・栄養士になれる専門学校です。
乾燥したふの食感とオリーブオイル&ハーブの風味が最高! 食べる手が止まりませんでした。(ヤミー)