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  • 公開日2024/07/05
  • 更新日2024/07/05

ラクトアイスとは?アイスクリーム・アイスミルク・氷菓との違い

みなさん「ラクトアイス」と聞いてパッと想像がつきますか? アイスクリームの種類のひとつではありますが、法律によって明確な違いが決められているんです。今回はラクトアイスの特徴を徹底的に解説します!

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ラクトアイスとは?アイスクリーム・アイスミルク・氷菓との違い

 

ラクトアイスとは

ラクトアイスとは、どのようなアイスクリームなのでしょうか。ここでは、ラクトアイスの特徴をご紹介します。

 

ラクトアイスの基本的な特徴

ラクトアイスは、アイスクリームの種類のひとつとされます。

実は、アイスクリームの種類は法律によって明確に種類が決められており、乳等省令(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)によると、ラクトアイスは乳固形分(乳製品の中の水分以外の部分)が3.0%以上と規定されています。

ほかのアイスクリーム類と比較すると、乳固形分の量が少ないため、さっぱりした味わいなのが特徴です。また、乳脂肪分(乳固形分に含まれる脂肪分)の量に規定がないため、植物油脂を使われることも多く、比較的安価な傾向にあります。

ラクトアイス

ラクトアイス成分表

 

ほかのアイスとの違いは?

アイスクリームの種類は、乳固形分・乳脂肪分の含有割合によって法律で種類が明確に分かれています。

アイスクリーム: 乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上
アイスミルク: 乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上
ラクトアイス: 乳固形分3.0%以上
氷菓: 乳固形分3.0%未満

 

アイスクリーム

アイスクリーム

アイスクリーム成分表

アイスクリームは、乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上と、乳固形分・乳脂肪分ともにアイスクリーム類の中で最も多く、乳製品特有のコクがありリッチな味わいが特徴です。

 

アイスミルク

アイスミルク

アイスミルク成分表

アイスミルクは、乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上と、アイスクリームよりもややあっさりしています。「濃厚さも楽しみながら、後味はさっぱり楽しみたい」という気分のときにおすすめです。

 

氷菓

氷菓

氷菓成分表

乳固形分3%未満のものは、乳等省令ではなく食品衛生法の「食品、添加物等の規格基準」により「氷菓」として規定されており、アイスクリーム類とは別に扱われています。アイスキャンディやシャーベットなどが該当します。

 

ラクトアイスはヘルシー?

乳固形分・乳脂肪分が低いことから、ラクトアイスは一見ヘルシーに思えますが、そうとも限りません。前述のとおりパーム油をはじめとした植物性の油脂が含まれる場合があり、その場合はカロリーも高くなることがあります。一方で、アイスクリームでも低カロリーの商品もあります。それぞれの成分表示を見ながら判断するようにしましょう。

今回はラクトアイスをはじめ、さまざまなアイスクリームの種類を紹介しました。これから暑くなる時期、それぞれの特徴を踏まえて、アイスクリームを選んでみてはいかがでしょうか?

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