野菜のくずから取るスープは、抗酸化作用が強い「ファイトケミカル」がたっぷり。 ファイトケミカルは、第7の栄養素を呼ばれ、老化防止や生活習慣病予防効果で注目されています。 スープや汁物、煮込み料理、炊き込み御飯など、和洋中様々なお料理に使えます。
野菜は、最低2〜3種類から出来ます。(10月24日放送のサタデープラスでは、にんじん、パプリカ(赤)、ブロッコリーの3種で作りました。) 酒をいれることで、くさみ消しになります。 玉ねぎの皮、キャベツ、ブロッコリーなどは、苦味や、独特のにおいが強く出ることがあるので、量を控えめに。 おすすめは、かぼちゃのワタと種、パプリカのヘタや種、大根・にんじんの皮、トマトのへたなど、甘みのある野菜。
お鍋に野菜のくず、水、酒を入れて、沸騰後弱火で20分ほど煮る。 (強火でぐらぐら沸騰させていると、野菜が煮崩れるので、必ず弱火で。)
ザルでこして出来上がり。 お味噌汁やスープなどの汁物、煮物、カレーやミートソースなどの煮込み料理などに使えます。ごはんを炊くのにも使えます。(ごはんに色が付くので、気になるなら炊き込みご飯に。)
冷蔵庫で3〜4日保存できます。 ※長期保存の場合は、製氷皿で冷凍しておくと便利。
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河埜 玲子
医師・料理家・キッズ食育マスタートレーナー
医師・料理家・日本キッズ食育協会医学アドバイザー・キッズ食育マスタートレーナー。11歳の娘を持つ医師。 「家庭のキッチンで出来る病気予防」をテーマに、忙しくても実現可能な簡単・美味しい健康レシピを提案。食の観点から予防医学を家庭に広げていきたいと思っている。 また、子どものうちに正しい食の知識を身につけることが、将来の健康に非常に重要だということから、子どもの食育を広げる活動も行っている。 子育てをしながら仕事を続ける自らの経験をもとに、 忙しくても、子どもに栄養満点で手作りのお料理を食べさせてあげたいという願いを叶える、栄養バランスが取れる時短・作り置きレシピを発信。 著書 「医師が教える 一品で栄養バランスが取れるレシピ」(SBクリエイティブ)。