見た目は地味ですが贅沢この上ない、料亭仕込みの雑炊です。
鯛のアタマで取る出汁が味を左右します。 血合いをしっかり取り、沸騰後のアクをこまめに取ることが大切。 その際の火加減は強火だと白濁し、弱めの中火だと澄んだ出汁に仕上がります。 多めに作って冷凍保存し、料理のベースに多用してください。
鯛のアタマと水、酒を鍋に入れて火にかける 沸騰してアクが出たらこまめに取る 弱めの中火にして水が半量になるまで煮詰め、さらしやキッチンペーパーで漉す 塩をひとつまみ加える
松茸は石突を包丁で削ぎ落し、半分に切ってから手で細かく裂く (裂く前に軽く炙ると香りが引き立ちますが、省いても可)
小振りの土鍋に2を400〜500cc入れて火にかける 沸騰したらごはんと松茸の半量を加えて軽く一煮立ちさせる 塩と薄口醤油で好みの味に整える
溶き卵を流し入れ、残りの松茸を加え、火を止めて蓋をする 2〜3分蒸らす 食べるとき、三つ葉を散らす
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ひな
「ひなや」出張料理人。 大阪生まれ兵庫京都育ちの関西人。 「食は愛」の家訓のもと育つ。 鎌倉を中心に関東圏で京都の家庭料理「おばんざい」をケータリング。 ありきたりのオードブルや仕出し料理に飽きた、ケータリング慣れしたお客様に好評。 個人宅のホームパーティから企業の懇親会、大使館での100人規模のパーティまで、全てひとりで仕入れから仕込みまで行い、お客様の楽しい時間のお手伝いをしている。