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コクのある黒糖とスパイシーなシナモンの組み合わせが美味しい菓子パンです。 黒糖もシナモンもなかなか使いきれなくて中途半端に余る…と思っていたので作ってみました。 ちょっと手間はかかりますが、焼き立ては手作りしてよかったと思えるだけの美味しさです。コーヒーと一緒に。
水分量が多めの生地なので初めはべたつきやすいですが根気よくこねてください。 お持ちの電子レンジに発酵機能があればそちらを使っていただければ安定して発酵が進むと思います。 小指で押さえるのが難しい方は粉をつけた菜箸で押さえつけてください。
無塩バターと卵は常温に戻しておく。 黒糖にダマがある場合は指でつぶすかざるなどで漉しておく。
A 強力粉200g、黒糖15g、塩3g、スキムミルク5g、インスタントドライイースト3gをボウルに入れ軽く混ぜ合わせ、B ぬるま湯90g、卵30gを一気に加えて菜箸でぐるぐると混ぜるようにして粉と水分をまとめる。
ひとまとまりになったら台の上に出して力を入れてこねる。生地を前後に伸ばしては戻すような動きでよくこねる。
ある程度まとまってきたら無塩バターを小さくちぎりながら加え、生地にもみ込むように混ぜながら更にこねる。生地は再びべたつきが増すが、5分ほどしっかりとこねると手離れが良くなってくる。
表面がつるっとしてきたら丸めて閉じ目を下にしてボウルに入れ、ラップをかけて温かいところ(30度くらい)で50分一次発酵させる。 室温が低い場合は40度くらいのお湯にボウルを浸けても良い。
生地が2倍の大きさに膨らんだら発酵完了。指に強力粉をつけ奥までさしてみて生地が戻ってこなければOK。
生地をこぶしで優しく押さえ、ガスを抜く。全体的にガスが抜けたら再度生地を丸め、濡れふきんをかけて10分置く。
再びガスを抜き、縦横およそ30センチに綿棒で伸ばす。生地がくっつきやすい場合はあらかじめ強力粉を台の上や綿棒に振る。
C 黒糖40g、シナモンパウダー4gを混ぜ合わせたものを生地の上に散らす。手前は少し多め、奥は2センチくらい空けておく。 手前からきっちりと巻いていき、巻き終わりは生地同士をつまんでくっつけるようにして閉じる。
スケッパーやドレッジで5等分に切り、それぞれの真ん中を強力粉をつけた小指でぎゅっと押さえてくぼみをつける。台まで生地がへこむくらいしっかり目に押さえる。
オーブンシートを敷いた天板に並べふんわりとラップをかけて温かいところで40分くらい二次発酵させる。10分前になったらオーブンを190度に予熱する。 生地が1.5倍くらいになったらオーブンで12分焼く。
黒糖グレーズを作る。 D 黒糖20g、水小さじ1/2を耐熱容器に入れ500wの電子レンジで20秒加熱しよく混ぜなめらかにする。 焼きあがったパンの粗熱が取れたら上にかけて完成。
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両角舞
タイ料理研究家・フードコーディネーター
料理人として10年間修業を積んだ後、フードコーディネーターに転身。企業のレシピ開発や撮影スタイリングを多数手がける。 CX系めざましテレビのコーディネーターを5年間務めた他、タイ各地でのレストラン立ち上げに関わりメニュー考案、調理に携わる。現地での経験を活かし料理教室や料理イベントを主催。 2012年ELLE a tableフードバトルのグランドチャンピオン。漢方スタイリストの視点から作る薬膳も得意とする。