岐阜県の郷土料理の朴葉ずし。5月、6月は朴木の葉がきれいな時期なのでぜひお寿司に! 素朴な見た目がなんとも良いです~。 少し寝かせることで朴葉の良い香りが移って美味しくなります。
朴葉のきれいな時期にとっておき、冷凍すると保存がききます。 具材はお好みのもので。岐阜ではしめさばの他にも鮭などを使うそうです。
○米をとぎ、昆布を入れ いつもよりやや少ない水分量でご飯を炊きます。 ○朴葉はきれいに洗い、根元の固い部分をはさみで切ります。
ご飯を炊いている間に具材を用意します。 きゅうりは薄めの輪切りにして塩をもみこんでおきます。
薄焼き卵を作ります。 ボールに卵と塩を入れて溶きほぐし、熱して油をひいたフライパンで焼きます。 取りだし、冷めたら三等分に切ってせん切りにします。
【D】の寿司酢を混ぜ合わせておきます。 炊き上がったご飯の昆布を除いて、熱々のうちに寿司酢を加えてあおぎながら混ぜ合わせます。
朴葉をおいて、ご飯がくっつかないように酢水で表面を濡らします。 その上に、熱い酢飯、紅生姜、錦糸卵、水気を絞ったきゅうり、しめさばをのせます。包む前にラップでおさえてぎゅっとプレスしてから朴葉を包みます。
包んだ寿司はタッパーなどに重ねて詰めていきます。 涼しいところであれば3時間から6時間くらい常温でなじませます。 室温が暑ければ、乾燥しないようにしっかり密封して冷蔵庫で1日寝かせます。食べる1時間くらい前に常温に出しておくと香りが感じられます。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。