黒豆は薬膳では、水分代謝を高めたり、血流を促進して肌や髪に潤いとつやを与える働き。 むくむ、雨の日に具合が悪い、肩こりや老化などが気になる方におススメです。
密閉容器で、1~2カ月保存できます。
黒豆は流水で軽く洗い、ザルにあける。 流水を流しながら、豆どうしをこすり合わせて、10~20秒くらい洗っています。(あさりの殻を洗うときの要領)
フライパンに油などひかずそのまま、黒豆を入れて、 途中揺らしながら弱火で20~30分ほど中の豆がうっすら色づくまで炒る。
火を止めて、完全に冷めるまでそのまま置き、密閉容器にうつして保存する。
マグカップに黒豆を大さじ1くらいと、熱湯を注ぎ、1~2分して、色が出てきたら飲む。
【煎り方】 煎るときはずっとフライパンを揺する必要はないです。 ほかの家事をしながら、例えば1分おきくらいにフライパンを揺らすなどしてください。
【煎り時間】 ぱちぱち皮が避ける音がして、皮が破けて中の豆が色づくと、乾いた合図です。そのあと炒り続けると中の豆の色が茶色くなります。茶色くなった方が香ばしく、胃腸の働きを高めると言われていますが、苦いのもおいしくないので、お好みで入り時間を調整してください。
【火加減】 出来上がりのサインは、フライパンを揺すった時に豆がフライパンにあたって、カンカンなど乾いた音がするくらいまで煎ってください。 しっかり乾燥させたほうが、保存性が高まるので、20~30分くらいは炒り時間を確保できるように、火加減を調整してください。
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お天気ママ
季節の食養生研究家 ・国際中医薬膳師 ・気象予報士 ・健康気象アドバイザー 2児の母 薬膳教室「ベジフルキッチン」主宰 薬膳親子コミュニティー「季節の心と体をはぐくむ会」主宰 漢方の知恵を食事にいかした薬膳と、 季節や天気による体調変化を研究する生気象学をもとに、 日本の季節の食養生を提案する。 民間気象会社での勤務時代に従事した『ウェザー・マーチャンダイジング(気象情報を利用した販売促進)』業務をきっかけに、人の体や味覚が季節や天気によって変わることを知り、季節変化や天気変化に対応した食養生に興味を持つ。その後、北京中医薬大学日本校において薬膳を学び、現在は日本の気候にあわせた季節の食養生の提案をおもに行う。執筆、レシピ提供、コンテンツ作成のほか、自宅での料理教室や親子参加型の薬膳コミュニティー「季節の心と体をはぐくむ会」を主宰する。