ホットプレートブームが止まらない今日この頃。皆さんのキッチンにホットプレートはありますか?そしてどんなお料理を作っていますか?
実はワタクシ、料理教室やイベントはもちろん、プラーベートの食事でもホットプレートを愛用、通販番組にまで出演し、ちまたでは「ホットプレート教」と呼ばれています。いえいえ、呼ばせているわけではありませんよ、決して。そんな私が今一番気に入っているホットプレート料理をご紹介します。
ホットプレート活用法、教えます
ホットプレートの3大定番は「焼き肉」「お好み焼き」「焼きそば」。当然「焼く」という役割が主流なわけですが、私のオススメは「蒸し」のような使い方をする無水鍋「豚キムチのホットプレート蒸し鍋」。野菜の水分だけで調理するので浅いプレートでも簡単に作れ、旨みがギュギュッと美味しくいただけます。
作り方はとっても簡単。
たっぷり野菜と豚肉、キムチをこんもり、不安になるくらいこんもり盛って、めんつゆをぱらり。水は加えず、ぎゅっと押し付ける感じに蓋を置いてMEDで加熱。野菜がじわじわと水分を出し、10分後にはちょうど良い水加減に。お好みで粉チーズをたっぷりかけて、ハフハフ箸が止まりません。
3/4ほど食べたら茹でうどんを加え、HIで再加熱しながら焼きうどんに。温泉卵をのせ、ソース代わりに崩しながら召し上がれ。
『豚キムチのホットプレート蒸し鍋』レシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/131817
アレンジも色々、おつまみにも!
味付けのアレンジもいろいろ楽しめます。缶詰のカットトマトやミックスチーズをのせたり、生姜焼きのタレや焼肉のタレをもんだお肉をのせたり、鰹節・ソース・マヨネーズをふってお好み焼き風にしたり。
たっぷりキャベツにドライトマトとオリーブを散らし、丸ごとカマンベールチーズをのせて蒸せばワインがススムおつまみにもなります。
ホットプレートの魅力とは
さて、私がホットプレートを溺愛するようになった理由は、スペインの食卓に繋がります。と言っても、スペインの食卓にホットプレートがあるというわけではありませんよ。
両親が長い間滞在していたこともあり、私にとって第二の母国のような存在になったスペイン。
スペインでは食事の用意をお母さん1人に任せることはなく、家族全員が大きなキッチンに集まって、お喋りしながらワイワイと作るのが基本。
フライパンをふるお母さんの横で、子どもたちは野菜の皮むきなどをお手伝い。お父さんはテーブルにお皿と食器を並べ、生ハムやチーズをカットし、切れ端をつまんでお母さんの口元へ。つまみ食いをしながら、お休みの日は飲みながら、みんなで一緒に"作る時間も楽しむ"姿がとても素敵だなと思いました。
スペインでのこの経験は、私の料理人生に大きな影響を与えました。でも、この幸せな食スタイルを実現させるには、日本のキッチンは狭すぎます。
そこで登場するのがホットプレート!
フライパン代わりと考えれば、麻婆豆腐に酢豚、照り焼きチキン、煮込みハンバーグ、パエリア、ケーキやパン・・・作れるメニューはどんどん広がります。「キッチンでの準備は少なく、テーブルで仕上げる」このスタイルを実現できる魔法の道具にすっかり魅了されてしまいましした。
テーブルに置いたホットプレートをみんなで囲み、「さぁ食べよう」ではなく「さぁ作ろう」を楽しむレシピがもっともっと広がって、食を愛するスペインスタイルに近づけたらいいなと思っています。