ビロードのような滑らかな舌触り。レバーの魅力はこれに尽きる。子供の頃好きになれなかった理由はたぶんモサモサッとしていたから。大人になって味覚が広がりワインと合わせる楽しみを覚えたら欠かせない食材になった。予熱と余熱で優しく火を通し、鶏と相性がよく甘酸っぱいクレームドカシスを仕上げに使ったらほのかにフルーティー。お手頃食材なのになぜか贅沢な気分になるワイン泥棒なひと品(*^-^*)
直火で加熱するのは実質5分ぐらいですが、あらかじめ熱湯で火を通したり、火から下ろした後の余熱でじんわり火を通すことでやわらかく滑らかな仕上がりになります。 冷蔵庫で3~4日保存できます。
鶏レバーは筋を取り、牛乳に浸して血抜きした後洗い流して熱湯(分量外)に10分ほどつけておく。
A 水150ml、赤ワイン150ml、バルサミコ大さじ1、しょうゆ大さじ3、はちみつ大さじ3、クローブ5粒を鍋で煮立ててレバーを入れる。
灰汁を取り、落し蓋(紙蓋)をして中火で5分煮る。
レバーを取り出し煮汁にクレームドカシスを加えて煮詰め、半量ぐらいになりとろみが出てきたら、塩、黒こしょう、オールスパイスで味を整える。
バターを加えてかき混ぜ、レバーを鍋に戻して煮汁を絡めて火を止める。 そのまま室温で冷ます。
399107
…gris
フランス語のレシピ翻訳、メニュー 開発、料理撮影、テーブルコーディネート等を手掛ける。 フランスに留学後、リヨン郊外のリゾート開発に携わり約2年滞在。 自宅キッチンスタジオから、インテリア、お花、BGM、お酒とのマリアージュを楽しむ「少しの工夫でいつものごはんも極上のひと皿に」をコンセプトに素材を生かしたシンプルレシピを提案しています。