あのぷっくりとしてはち切れんばかりの実を眺めながら今年はどうやって食べようかと考える。・・・そうだ ブリュレにしよう。いちじくのお尻から二つに割り、冷凍庫で30分。何となく凍りそうになってきたらカソナードを振りかけバーナーで炙る。パリッとした表面をつんつんと叩いてナイフで切り分け、口に運ぶとカソナードのジャリッとした部分も残っている。 分かっているのに「あ、冷たいんだ!」と再認識する瞬間がこのデザートの醍醐味。
カソナードはサトウキビの絞り汁を煮詰めて作られるフランス産のブラウンシュガー。精製していないのではちみつやバニラのような華やかな香りが特徴。なければ粗目のきび砂糖やブラウンシュガーをお使いください。
いちじくは皮ごとよく洗い、縦半分に割る。 冷凍庫に20~30分入れておく。
いちじくの割った方を上にして天板に並べ、カソナードを振りかける。
バーナーで焦げ色がつくまで焼く。
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…gris
フランス語のレシピ翻訳、メニュー 開発、料理撮影、テーブルコーディネート等を手掛ける。 フランスに留学後、リヨン郊外のリゾート開発に携わり約2年滞在。 自宅キッチンスタジオから、インテリア、お花、BGM、お酒とのマリアージュを楽しむ「少しの工夫でいつものごはんも極上のひと皿に」をコンセプトに素材を生かしたシンプルレシピを提案しています。