蓋を開けた瞬間、ふわりと立ち上る甘い香り。ツヤツヤと輝くお米のひと粒ひと粒が、いつもの食卓を特別な空間に変えてくれます。 実は私、とうの昔に炊飯器を手放し、20年以上土鍋や釜でご飯を炊いています。土鍋で炊いたご飯があれば、もうそれだけで贅沢で豊かな暮らしになる。特別な場所に行かなくても、毎日の食卓でこの幸福感を味わえる。そんな豊かな暮らしを叶える、基本の土鍋ご飯です。 意外と簡単で、短時間で仕上がるのも魅力。一度この手軽さと美味しさに慣れてしまえば、もう普通の炊飯器には戻れなくなりますよ。
下準備
白米2合、水400mlを計る。
ボウルにお米を入れ、たっぷりの水を一気に注ぎます。底から2〜3回サッと混ぜたら、糠の臭みを吸い込まないよう、すぐに水を捨てます。

水を捨てたボウルの中で、指を立てて円を描くように優しく10回ほど混ぜます。水を入れて軽く混ぜ、うっすら濁る程度までこれを2〜3回繰り返します。

ザルに上げて5分ほど水を切ります。

土鍋にお米と水を入れ、夏場(20度以上)は30分、春・秋は45分、冬場(10度以下)は60〜90分浸水させます。

土鍋を中強火(鍋底から炎がはみ出さない程度)にかけます。約7分で勢いよく沸騰して湯気が吹き出してきます。

沸騰して吹きこぼれそうになったら、蓋をほんの少しだけずらして蒸気を逃がします。火を極弱火に落とし、落ち着いたら蓋を戻してさらに約7分炊き込みます。チリチリという小さな音が聞こえてきたら水分がなくなった合図です。

火を止め、絶対に蓋を開けずに10〜15分蒸らします。蓋を開け、しゃもじで底からさっくりと空気を含ませるように混ぜ合わせます。

・使用している土鍋は鍋焼きうどん等にも使いやすい「7号サイズ(直径約21cm)」です。このサイズは1.5合〜2.5合を炊くのに適しており、2合が最も美味しく炊けるベストな分量です。1合以下だと上手く炊けないことがあるため、1.5合以上がおすすめです。 ・専用の土鍋がない場合は、ストウブやル・クルーゼなどの「厚手の鍋」でも同様の手順で美味しく炊くことができます。 ・ザルで水を切る時間は「5分」が最適です。最長でも10分以内にしてください。長く置きすぎるとお米が乾燥してひび割れ、炊き上がりがベチャッとする原因になります。 ・現代のお米は洗う際に力を入れる必要はありません。ザルの網目で直接洗うとお米が傷つくため、ボウルで優しく洗ってください。 ・炊き込み中、吹きこぼれそうになった時に「蓋を少しずらす」ことで、コンロを汚さずに美味しく炊き上げることができます。 ・最初は慣れるまでは水の分量や炊く時間を図る必要がありますが、慣れると目分量、目安時間で作れるようになるかと思います。そうなると炊飯器より断然早くて手軽です。
レシピID:535404
更新日:2026/10/21
投稿日:2026/10/21