「加熱しても硬くならない肉素材シート肉」で作る肉団子は舌で潰せる柔らかさです。 黒酢の芳醇な香りとまろやかで深いコクが、豚肉と相性抜群の美味しさです。酸味が唾液の分泌を促して飲み込みの助けになり、味覚や嗅覚が刺激されることで食欲増進にも繋がります。 冷めても美味しくお弁当のおかずにもぴったりで、ご家族皆様で召し上がっていただけます。黒酢あんは白身魚、魚介、野菜などのあんかけ料理にも、ぜひご活用ください。 ご家族一緒に楽しんでいただくために、盛り付けに小松菜を使用しています。噛む力と飲み込む力にあわせて、適宜外してお召し上がりください。
【美味しく作るポイント】 ①シート肉の肉だねを茹でる際に火が通っているので、高温・短時間で揚げるのが柔ら かさを保つコツです。表面がうっすら色づく程度に揚げます。 ②パプリカは強火でしっかり焼くことで皮がむきやすくなり、甘みも増します。電子レ ンジでさらに加熱することで、舌で潰せる柔らかさになります。多めに作って冷凍保 存しておくと、彩りを加えたい時に便利です。 ③本くず粉を使ったあんは滑らかで柔らかい質感に仕上がり、離水しにくい特徴があり ます。食べるのに時間がかかる方も、最後まで美味しく召し上がっていただけます。 ④小松菜を茹でる際に、油を入れることでゆで汁の温度が上がり、色つやよく茹で上が ります。
A 豚ひき肉70g、卵50g、じゃがいも30g、玉ねぎ10g、マヨネーズ8g、日本酒小さじ1、塩ひとつまみ、麩7gで「豚シート肉の肉だね」を作る。作り方はこちらをご参照→https://oceans-nadia.com/user/390559/recipe/478318
【豚シート肉の肉だね】で肉団子を10個作る。 肉だね湧いた湯の火を弱め、大さじですくった肉だねを入れ静かに茹でる。表面に浮いてきてから50秒ほど茹でてキッチンペーパーに取る。
1の水気を拭き片栗粉をまぶし、180度に熱した揚げ油で揚げる。
赤パプリカを焼き網に乗せ、強火で全体が焦げるまで焼く。アルミホイルに包んで蒸らし、粗熱が取れたら皮をむく。600Wの電子レンジで6分加熱し、7mm幅の棒状に切る。
【付け合わせ】を作る。 湧いた湯に塩、サラダ油を混ぜ、小松菜を40秒ほど茹でる。ざるに取り、冷めたら軽く絞り水気を切る。
【黒酢あん】を作る。 フライパンにB 黒酢大さじ1.5、醤油大さじ1、水大さじ4、砂糖大さじ3、本くず粉5gを入れ、本くず粉が完全に溶けるまでゴムベラなどでよく混ぜる。弱めの中火にかけ、ヘラで混ぜながら、とろみがついて透明な照りが出るまで加熱する。 *水溶き片栗粉でとろみをつける場合は、本くず粉以外の材料を加熱し、一旦火を止める。水溶き片栗粉を流し入れ、再び火にかけとろみがつくまで加熱する。
5に2の肉団子、3の赤パプリカを加え中火にかける。黒酢あんを全体に絡める。
小松菜を敷いた皿に盛り付ける。
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クリコ
料理研究家・介護食アドバイザー
病気で食べることが困難になった夫のために、介護食を作ることになりました。はじめての介護食作りは戸惑うことばかりでしたが、気づくとその面白さに夢中になっていました。 私が作る介護食の特徴は、素材を手作りすることです!! 「食べづらい、おいしくない、見た目に食欲がわかない」などの悩みを解消するために、肉・魚・野菜料理のベースになる素材を手作りします。 手作り素材で作る料理は、見ても食べても美味しく、箸やスプーンで簡単に切れる柔らかさです。 ◆「加熱しても硬くならない肉素材」 ハンバーグのような肉だねを滑らかなペースト状にしたものが肉素材です。 加熱しても硬くならず、見た目は普通の肉料理。とんかつ、豚の生姜焼き、つ くねなど、調理法も形も自由自在です。 ◆「加熱しても硬くならない魚素材」 鮭、タラ、エビ、ホタテなどで作る滑らかなすり身が魚素材です。肉素材同様 に和洋中の魚料理を作ることができます。 ◆「野菜ピュレ」 茹でた野菜をすりつぶしたピュレに他の食材を組み合わせて作る野菜料理 は主食から汁物まで彩豊かで栄養満点。工夫次第でレパートリーは無限大 です。 ◆「時短調理」 手作り素材は小分け冷凍保存することで調理時間を大幅に短縮します。 イタリア料理と和食の教室で教えた経験を生かし、手作り素材を使った料理レシピは180点。 「このレシピに出会えてよかった」「全部食べてくれた」「とにかくおいし い」「介護食なのに家族で楽しめる」などたくさんの満足のお声をいただい ています。 ご家族の皆様でご一緒にお楽しみいただければ大変嬉しいです。