たっぷりの緑黄色野菜で作る「ミネストローネ」は、野菜のミネラルを効率よく摂れる最強スープです。彩りがいいので食卓が明るくなるのも嬉しいですね。 ふわふわの肉団子を入れてタンパク質もしっかり摂れるミネストローネをご紹介します。
【美味しく作るポイント】 ① 1時間以上煮ることで、野菜が舌で潰せるくらいトロトロの柔らかさになり、旨味も十分引き出すことができます。 ② かぼちゃは煮崩れするので、途中から加えます。 ③ ベーコンはできるだけ細かいみじん切りにすると食べやすくなります。 ④ 一晩寝かせると味が馴染み、まろやかでコクのあるスープに仕上がります。 ⑤ カレー粉を加えて味変したり、肉団子にパルメザンチーを混ぜるとコクが増します。 ⑥ 肉だねに混ぜるハーブは、バジル、セージ、タイム、パセリなどお好みのものをお使いください。 ⑦ ドライハーブは香りが強いのでフレッシュの1/3量にします。
A 豚ひき肉70g、卵50g、じゃがいも30g、玉ねぎ10g、マヨネーズ8g、日本酒小さじ1、塩ひとつまみ、麩7gで【豚シート肉の肉だね】を作る。 作り方はこちらをご参照→https://oceans-nadia.com/user/390559/recipe/478318 *冷凍保存してある場合は解凍する。
肉だね90gにB 胡椒適量、ローズマリーみじん切り小さじ1/4を混ぜる。小さじ1ずつ取り、中温に熱した揚げ油で揚げ、油を切っておく。
フライパンにC にんにくみじん切り1/2かけ、ローズマリー1/2本、ベーコンみじん切り20g、オリーブ油大さじ1を入れ弱火にかける。にんにくの香りがたち薄く色づくまで炒める。
D 玉ねぎ、じゃが芋、人参、ズッキーニ、パプリカ各50g、かぼちゃ50gを1.5cm角に切り、かぼちゃ以外を2に加え炒める。
E 水800ml、ホールトマト100g、鶏ガラスープの素大さじ1を加え強火にかける。沸いたら弱火にし40分煮る。アクが出たら取り除く。
セロリの葉を加えさらに10分煮る。
1の肉団子を入れ10分煮る。水分が少なければ適宜足す。
器に盛り付け、パセリのみじん切りを入れ、香りづけにエクストラバージンオリーブ油を回しかける。好みで、削ったパルメザンチーズをかける。
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クリコ
料理研究家・介護食アドバイザー
病気で食べることが困難になった夫のために、介護食を作ることになりました。はじめての介護食作りは戸惑うことばかりでしたが、気づくとその面白さに夢中になっていました。 私が作る介護食の特徴は、素材を手作りすることです!! 「食べづらい、おいしくない、見た目に食欲がわかない」などの悩みを解消するために、肉・魚・野菜料理のベースになる素材を手作りします。 手作り素材で作る料理は、見ても食べても美味しく、箸やスプーンで簡単に切れる柔らかさです。 ◆「加熱しても硬くならない肉素材」 ハンバーグのような肉だねを滑らかなペースト状にしたものが肉素材です。 加熱しても硬くならず、見た目は普通の肉料理。とんかつ、豚の生姜焼き、つ くねなど、調理法も形も自由自在です。 ◆「加熱しても硬くならない魚素材」 鮭、タラ、エビ、ホタテなどで作る滑らかなすり身が魚素材です。肉素材同様 に和洋中の魚料理を作ることができます。 ◆「野菜ピュレ」 茹でた野菜をすりつぶしたピュレに他の食材を組み合わせて作る野菜料理 は主食から汁物まで彩豊かで栄養満点。工夫次第でレパートリーは無限大 です。 ◆「時短調理」 手作り素材は小分け冷凍保存することで調理時間を大幅に短縮します。 イタリア料理と和食の教室で教えた経験を生かし、手作り素材を使った料理レシピは180点。 「このレシピに出会えてよかった」「全部食べてくれた」「とにかくおいし い」「介護食なのに家族で楽しめる」などたくさんの満足のお声をいただい ています。 ご家族の皆様でご一緒にお楽しみいただければ大変嬉しいです。